日本でスタグフレーション!?　円安、国内物価上昇も所得はあがらないという悪循環がすぐそこまで迫っている!?：世界の関心は、コロナからインフレ制御へシフトしている!?-HASHIORI

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世界の関心は、コロナからインフレ制御へシフトしている!?

11月に向けて世界では、コロナ禍のことがなかったかのように経済活動が再開されていいます。イギリスでは1日5万人の新規感染者がいるにも関わらず、街中ではマスクをする人もいなく、政府も死亡率が低いとのことで、以前のような大胆なロックダウンなどは考えていないようです。

そんな中、世界の足元で顕著となってきているのが、原油、天然ガスといったエネルギー価格の高騰、サプライチェーンの崩壊にともなう半導体や部材不足などが話題となっています。

一報、米国をはじめ、イギリス、ヨーロッパ諸国では3%以上ものインフレが進んでおり、各中銀も年内から年明けに向けて出口戦略をとるみたいです。

そのような中、日本では、量的緩和を継続するようですが、エネルギー、部材不足を基点として世界で物価上昇がとまりません。

これまで日本はこうしたインフレとは蚊帳の外という感じでしたが、今や貿易収支において輸入が多くなっている日本では、国内景気は思わしくないままに、輸入物価上昇につられて、日本国内の食料、モノ、エネルギー、サービス価格がこれからさらに上がってくるようです。

米国などが量的緩和をおわりにするという一方で量的緩和を続けているのが日本。

他国では金利が上昇するトレンドを将来に向けて取りつつある中で、デフレが続き、賃金があがらないままでの物価上昇機運が見込まれる日本は、まさにエネルギー等の価格高騰によるインフレは最悪のケースといってもいいかもしれません。

外から見ると、こうしたインフレに非常に弱い体質として見えるであろう日本の経済状況をみてみると、いくら円建て国際とはいいつつも、将来にわたっての成長の可能性を現時点では買いと思うことができず、さらなる円売りより、円安が今後も加速する勢いのようです。

輸入物価の上昇、円安によるさらなる追い打ち。ちなみに為替レートは他国のインフレ率を勘案すると、実施1ドル＝200円レベルと同等の換算となるみたいです。

1970年代と同水準とのことですが、こうなると、景気は悪いままなのに、物価上昇が起きるという良くない状況が今後おこるような気配も感じられてしまいますよね。

このような状況を続にスタグフレーションというそうですが、いったんこのスパイラルになると日本の信用はますます低下し、貧乏な国なってしまうこともあるのかもしれません。いなれば、コロナをインフルエンザのように扱うようにしたいのだとおもいますが、それまでに経口薬などが普及することを願うばかりです。

既に国債の格付けはジャンク債というラベル近くまで近づいているようですが、賃金上昇が見込めない中のこの状況下で、コロナの第6波が到来したとしたら最悪ですね、

ただ、仮に第6波が来たとしても、日本でもイギリスのように重症化率が引くから・・ということで、経済活動再開の波はとめないのかもしれません。

年末から年明けに向けて冬に向け寒さが増して行くように、庶民にとって年末から年明けにかけては厳しい家計をやりくりするようになるのかもしれません。