「アップル株が空売り1位の米国株へ」時価総額250兆円以上とも言われているアップル株の内2兆6300万円が空売りされているそうで、これまで空売り銘柄1位だったテスラ株を押しのけて1位となったそうです。
テスラ株については、正直プレミアムつきすぎでは?と思う人も多くいたと思うので、空売りNo1株というのはしっくりきましたが、ここへきて、売上をしっかりあげているアップル株も空売り記事のネタにされるようになってきたようです。
空売りとは、期限付きで一時的に株券を借りて、それを株式市場で売る取引のことを指すそうです。
売った株券は、期限が来たら、借りた株券を返さなければなりません。借りた株は、市場で販売してしまっているので、借りた分の株返すには、また市場で買って返さなければならいわけですが、株価が大幅に下落していると、売った時に得たお金よりも、少ないお金で株を返せるので利益があがるという取引です。
つまり、将来、株価が下がるという相場を想定した取引ということですね。
個人的には、実態がないのに、XXバブルで時価がうなぎ上りになっている企業の株などを空売りターゲットとした方が、市場が下落した時の下がり度合いが限りなく価値がなくなるまで下がる要のも思うので、儲けが出せそうですが、本当にやばいときは、そもそも会社がつぶれてしまうかもしれません。
そういう意味では、テスラやアップルのようなそれなりに実態のともなった企業の株については、株券の貸し借りが成立するのかもしれません。
ただ、コロナ禍前までは、各国の金融緩和により空売りアップルの株に空売りをしかけるようなことはあまりなかったのではないでしょうか?
株恐慌がおきる時は、資金が一気に引き上げ(現金化しようと思う人が増えて)、アップル株のような安定した株も下落します。
優良銘柄については、底値で買って次の景気上昇までも続けるというのが投資家の王道なのかもしれませんが、空売りでもうけて、底値で買ってという相場師が動きはじめているようです。
ある意味、こうした記事はFRBの金利引き上げの中での観測気球的なポジショントークなのかもしれませんが、来年は、米国金利も3%ちかくまでなったりして、株価が下がる可能性は大なのかもしれませんね。
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