ホーム
>
時事・経済要点
>
Bloomberg:2020年の東京五輪へ向けて20年まではちょっとぐらいイケイケムードのような幻想的な妄想が世の中になんとなくですが広がっているような感じがしますが、長らく続いて来た超低金利下でそれも実質マイナス金利(銀行はお金を持っていると損ししていまうような状態)という環境下、日本国債を買ったり、不動産開発などへ流れていたお金も、2020年以降の不透明な状況への出口の準備をしようとしているのかしていないのか、冒頭で参照しているように土地価格もそろそろ限界値にきているみたいですが、実際はどうなんでしょう。
記事の見出しだけみると、「三菱UBS社長:不動産市況ピーク、東京五輪前に下落懸念も」となっているので、チラ見しただけだと、三菱UFJ銀行の社長が!と思ってしまいそうな見出しだったりするわけですが、実際のところは、15年、16年と不動産売買は2年連続減少しているのだとか。
日本の物件価格はここ数年上昇し続けていた。不動産ファンド各社は現在は高値で購入するのを控える水準の価格と認識しているらしい
都心の一等地などは利回り水準を上回る価格で購入しようとするプレイヤーがいるようですが、これは逆をいうと、不動産全体の価格がピーク値になっているとの認識から、まだ買いが入りそうな都心の不動産取引において利回りを無視したような買いが入るという現象だとみることができるようにも思います。
今日本で土地の価値があがるような将来の見通しというと直近の東京五輪って感じでしょうか?
2020年以降は人口が確実に減少し、次なる超高齢化社会へ進むことが確実な日本。
加工貿易立国でこれまで順調に成長してきた日本ですが、現在では、機関製造業の輸出による経済よりも、蓄積されたマネーによる対外投資高の方が上回るような構造になっているともいわれています。
コツコツモノづくりをしても、中国やそのほか為替の安い国々からの製品に押され、またデジタル化、モジュール化することで、差別化自体が難しくなってきている電化製品をはじめ、電化が進む自動車産業、重工業部門に至るまで、厳しい状況となっているのはさまざまなニュースで報道されている通りなのかもしれません。
こんな材料が蔓延する中、東京五輪後の土地価格はそれなりに下がるというのがなんとなくですが私を含めた一般庶民感覚でも心の憶測でなんとなしに認識していることだと言えるかもしれません。
これから家を買おうと考えている人は、不動産価格が下がっても、実質ゼロ金利が続くかどうかがポイントなるかもしれない。
今家を購入すると、おそらく変動金利にしても、住宅ローン金利は1%という人が結構多いかもしれません。
毎月の支払いを考えると金利が1%増えることで、数万円のインパクトが出てくるわけですが、値段がピークの今、安い金利でちょっと無理して物件を購入するか、2020年以降、価格が下がった物件を金利がどうなるか見極めた上で購入するか、もしくは、不動産が2020年度以降さがると見込みながら、今少しでもローン額を少なくすべく預貯金をする守りに入るか、この辺りの判断は難しいところかもしれません。
ただ、少なくとも言えるのは、いずれにしても、預貯金含め、余裕があるような物件購入をすることが将来の事を考えると、いいことは間違いないかもしれません。
買えそうな物件ではなく、確実に変える物件という考え方ですね。
視点を変えると、新築物件から中古物件などを検討してみるなど、不動産が高止まりしている今でこそ、打てる手も視点を変えるといくつか見えてくるかもしれません。
前ページに戻る
かわら版
,
時事・経済要点
タグ:
不動産
おすすめ記事
『不動産』の関連記事
|||
サラリーマンでもできるインカムゲインのヒント
かわら版
,
スクラップ
,
時事・経済要点
|||
換金を急ぐ売り手と突然いなくなる買い手:バブルはある日突然崩壊する
かわら版
,
時事・経済要点
|||
金利を下げて、タダに近いコストにしても、日本では資金需要が起っていなかった!?
かわら版
,
時事・経済要点
|||
金融機関から借り入れ前提の新規アパート経営はもはや成り立たなくなりつつある!?
かわら版
,
時事・経済要点
|||
なかなかうまらない月極駐車場スペースをコインパーキング化して安定収入を図る
かわら版
,
スクラップ
|||
金融緩和がはじまって20年:不動産価格は2021年~2022年前半までがピーク
かわら版
,
時事・経済要点
|||
低金利が続いた住宅ローン金利の今後について調べてみた
かわら版
,
時事・経済要点
|||
業種で2局化するテレワーク 6割テレワークが進む業種とオフィス回帰がすすむ業種
かわら版
,
時事・経済要点
|||
日本でスタグフレーション!? 円安、国内物価上昇も所得はあがらないという悪循環がすぐそこまで迫っている!?
かわら版
,
時事・経済要点
|||
そろそろ限界?世界的な金融緩和
かわら版
,
時事・経済要点
|||
不動産会社が担当が教えてくれた・・2件目の家を買いたいと思った時、どうすればお得に買える?
かわら版
,
時事・経済要点
|||
東京五輪まで持たない?日本の土地価格はもう限界に来ている?
かわら版
,
時事・経済要点
|||
土地の実勢価格は庶民と関係のない架空の価値に引っ張られる!?持ち家購入にはどう納得するかが大事。
かわら版
,
時事・経済要点
その他の関連記事
-
|||
サラリーマンでもできるインカムゲインのヒント
かわら版
,
スクラップ
,
時事・経済要点
-
|||
政府はエネルギーインフレがますます加速と認識:賃貸経営のLPガスインセンティブ是正法案
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
202X年世界経済崩壊で株価は1/10まで下落する可能性
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
成長への期待価値から収益重視の時代に・・
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
消費税しくみとインボイス制度について調べてみた
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
企業価値判断基準に変化:ハイテク企業の投資家評価は成長から利益重視へ
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
無料が前提だったSNSサービスも景気後退ともにフリーミアム化が推進される
かわら版
,
スクラップ
,
時事・経済要点
-
|||
配当も利子もつかない仮想通過の暴落が止まらない
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
景気をけん引してきたGAFAをはじめとした巨大IT企業で不採算部門の見直しが加速する先に見えるもの
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
テスラ株暴落、米国IT企業の株価下落と赤字体質脱却リストラから見るリセッション局面
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
今後、住宅ローン金利はどういったペースで上昇するのか?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
米国2大IT企業増収・減益から読み解く米景気後退の足音
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
ポンド安でEU離脱した英国の一人勝ちとなる可能性?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
行きすぎな円安は悪い論と近隣窮乏化政策(Beggar thy neighbor)
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
最近目にする空売り系記事は米株価下落相場のポジショントーク!?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
換金を急ぐ売り手と突然いなくなる買い手:バブルはある日突然崩壊する
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
金利を下げて、タダに近いコストにしても、日本では資金需要が起っていなかった!?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
株・土地バブルの為に金融引き締めを行うと経済全体を崩壊させることになるのか?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
金融機関から借り入れ前提の新規アパート経営はもはや成り立たなくなりつつある!?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
そこまでインフレでない日本、でも住宅ローン金利上昇は避けられない!?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
半導体バブルはピークアウトするも、なぜ新車納車を1年以上待つ事態が起こっているのか?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
金融緩和がはじまって20年:不動産価格は2021年~2022年前半までがピーク
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
2022年末から来年にかけて着工の新築住宅価格が急上昇!?-現建築コストは既に3割近く上昇
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
資材高騰で、価格決定権は販売店からメーカーが握るようになる!?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
低金利が続いた住宅ローン金利の今後について調べてみた
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
業種で2局化するテレワーク 6割テレワークが進む業種とオフィス回帰がすすむ業種
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
四半世紀続いた米国スーパーバブル崩壊がはじまっている?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
2022年4月から首都高料金値上げ:35.7km超えで普通車1950円
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
道路の街灯や信号機の電気代は誰が払っているのか?
かわら版
,
時事・経済要点
-
|||
全世界マーケットで脱エンジン・EVは非現実なことがわかってきた!?
かわら版
,
時事・経済要点