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FacebookがGoogleを超える検索サービスを作る!MarkZuckerbergが宣言。

2014年01月31日 ネズミ1号:略称「T」
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YahooFinance:フェイスブックCEOマイケル・ザッカ―バーグ氏は、四半期決算説明会の席で今後フェイスブックがグーグルを超える検索サービスをリリースする予定があると述べたそうです。
フェイスブック上のウォール上にはさまざまなユーザーからの投稿記事存在しグラフデータの関連性も加味することでそれがどれだけユーザーに指示されたか推し量ることができるそうです。更にそのリンク先等をindexした数についても現在のGoogleのそれを超える膨大なボリュームを保持できているという点で自社検索サービスの開発に自信があるとザッカ―バーグ氏は述べているようです。
またフェイスブックは発展途上国を含め全世界で数億人分の膨大なグラフデータを保持しています。このグラフデータを活用最大限活用したAI(人口知能)の開発も行っているそうなのです。このAIにより検索クエリー(query intention)についてより人間のように意味解釈できるようになるとの事なのですが、実際はどのようなものになるのでしょか?


 

 

検索サービスの肝は、あいまいな検索意図を的確に把握すること。フェイスブック社はこの点で差別化を図ろうとしている!?

Google社は、検索意図(query word intention)を適切に把握する研究を長らく行ってきたと言われています。最近Googleから発表されたハミングバードというアルゴリズムは、検索クエリーをよりセマンティック(Semantic)に意味解釈することを意図して組み込まれたアルゴリズムであるとも言われています。ザッカ―バーグ氏は、膨大なグラフデータを活用し、アルゴリズムを作り上げることで、人工知能(AI:Artificial Intelligence)を構築できそうだといっているようです。

この構想は、10年以内に実現させたいそうですが、最終的には、モバイルデバイスに全面展開し、フェイスブックに声で質問するだけで、人々が調べたい、解決したい内容についてアドバイスを与えることができるまでに仕立てたいそうです。

Google検索とフェイスブック検索の違いはどういう方向になるのか?

グーグル検索は、検索ワードの意図に合った、具体的な検索結果をランキング形式で一覧表示するとう点が特徴です。これに対し、フェイスブックの検索は、あいまいな、漠然とした質問に対しても、答えることができるようになるのではないかと記事中で推測されています。

たとえば、「友達が好きそうなレストランはどこですか?」

といった質問に答えることができるといった内容だそうです。

フェイスブックは、蓄積した膨大なソーシャルグラフデータをAIへ組み込むことで、こうしたあいまいな対話型の質問(検索クエリー)に対し、適切に推測した答え(検索結果)を提示することができるようになるのかもしれません。

FacebookとかTwitterのソーシャルシグナルはランキングに影響あるのでしょうか?」のように、Google社は、フェイスブックなどのソーシャルシグナルは、グラフデータを自由に解析できないため、現時点で検索アルゴリズムには組み込んでいないという趣旨の発言をしています。どちらかというとGoogle+の活用進めることで、自社でコントロールできるGoogle+の利用促進を行いたいようです。

つい最近では、「Deepmind買収で生かされるGoogle社のビックデータ」でも書きましたが、Google社は近い将来、取得する膨大なデータを活用しザッカ―バーグ氏が言っているようなAIを活用した対話型の検索技術やロボットなどへの応用と言った青写真を描いている言えますが、まさに絶妙なタイミングでのフェイスブックCEOによる発言と捉えることもできそうです。それも決算発表会後に記者との懇談会で話したということですから、Google社の動向をフェイスブックとしても意識していると言ってもいいでしょう。

ザッカ―バーグ氏によるフェイスブック検索サービスについての詳細は、こちらに英文で掲載されていますので、ご興味ある方はご覧ください。

フェイスブックでは昔Edgeランクというアルゴリズムによりウォール上に表示される記事の表示順位を制御していたと言われています。Edgeランクとは、Afinity、Weight、Timelyといった指標で評価するアルゴリズムだと言われています。
具体的には、ただ単に「いいね」を押しただけか、エモーショナルなコメントを残しすぐらいWeightがあるか、タイムリーであるか、またグラフ上どういった素性の人から共感を受けたかなどのデータを計算しスコアリングする事で表示させる順位を制御するようなもののようです。最近では、ニュース性の高いものにウェイトを改変がなされたとの報道もありましたおみ記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

Google+についても、「Google+ボタンを押させればいいわけでない!その道のプロ同士のお付き合いが重要!?」に書いたように、グラフ上の関係性やどういった素性の人が書いたないようか、またはどのように共感されたのか?という点などが評価アルゴリズムに組み込まれているのはないかと推測されたりもしています。

グラフデータという点では、現時点では、Google+に比べると世界的にもてもフェイスブックの方にボリュームという点では軍配があがりそうですが、Yahoo、Microsoftもそうであったように、検索市場のシェアはGoogleが圧倒的という中、今後フェイスブックが出すといっている検索サービスがどのような形で浸透して行くことができるのか、これから楽しみですね。



2014年01月31日 ネズミ1号:略称「T」
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