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chatGPT:質問する言語で微妙に変わる回答センスが面白い

2023年02月24日 ネズミ1号:略称「T」
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同じ質問を日本語と英語でやることで、言語圏のトレンドを反映した回答センスが面白い

私も最近、chatGPTを使ってみたのですが、非常に自然な形でやり取りができ、まるでバーチャルな相談相手というかアシスタントというか、自然言語処理や深層学習もここまできたかという所感を持ちました。

そこで個人的な興味からですが、アイデアがないか聞いたり、提案してもらうという質問で日本語と英語で同じような質問をした場合、どういう回答がもらえるのか試してみました。


 

 

同じような提案依頼を日本語と英語でやってみると・・・

試しにブログのタイトル案についていいものがないか聞いてみました。

まずは、日本語で、「お進めキャンプ道具を紹介するブログ記事タイトルについて教えて」と聞いてみると・・・・以下の回答をもらいました。

chatGPT2.png

次に英語で「 Pleae find the relevant blog title for selection of the camping tools」と聞いてみると・・・以下の回答をもらいました。chatGPT1.png

双方ともに、10個の候補を答えてくれていますが、日本語と英語で同様な質問をしたのですが、提案された回答には微妙に異なるトレンドが盛り込められているのが分かります。

日本語の回答では、

  • 役立つ、欠かせないやオシャレといったマニュアル的にキャンプをやるのにどうしたらいいかというコンテキストが多いように見える。
  • 質問した次期に関する季節要因として防寒具に関するタイトルが1案入っている。

という感じ

一方英語の回答では

  • キャンプライフについて、やったことはない人でも既に生活の中でどういうものか熟知していている(サマースクールで体験したことある、近所の人が良くやっているのを知っている、それに参加したことがある等)前提で、よりプロアクティブに自分がやりたいと思う絵姿を実現させるために役立つ記事を探すようなコンテキストが多いように見える
  • 英語による質問の回答には季節要因に関連する回答は1つも入っていない

個人的な所感なのかもしれませんが、chatGPTの強化学習プロセスや初期インプットとなる収集している文章群によって特にアイデアを聞いたり、提案を募る場合においては、微妙に回答を導くコンテキストが言語圏のお国柄や環境、トレンドに左右されるように見えました。

使い方次第では、さまざまインスピレーションや発見が得られるかもしれないchatGPT

非常に自然な対話で単なる検索コンテキストではなく、○○について何かいいアイデアない?といった聞き方もできるchatGPT。言語を変えて同じ内容を聞いてみたりすることで、さまざまな提案やアイデアを引き出すことができる点も面白いと思いました。

新たなインスピレーションやアイデアなどを検討したいときに、使い方次第でいろいろなナレッジやアイデアのきっかけが得られるようになるかもしれないという可能性を感じた次第です。

chatGPTとMicrosoftが提携して、今後Office製品群にこのエンジンが導入されるという話も出ていますが、報告書やドキュメント、分析を行うようなホワイトカラーの仕事はがらっと変わるのかもしれません。

AIについて、シンギュラリティという言葉ありましたが、以前でしたら近い将来は無理でしょ・・と見ていましたが、実際にchatGPTのようなサービスを使ってみると、本質論ではないにしても、見せかけ上あながちそんなに遠い未来ではないような錯覚に陥ってしまいます。

こうしたエンジンに関するナレッジとリテラシーを持ちながら「使いこなせる人」と「そうでない人」の生産性は今後ますます差がでてくるような社会になるのかもしれません。

確かにGoogleが焦るのもわかるよな気がします・・・。



2023年02月24日 ネズミ1号:略称「T」
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