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クラウドパワーを活用してスマホやタブレットをRobotの頭に!Google Robotics Divisionが描く未来

2013年12月17日 ネズミ1号:略称「T」
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Google、今度は、DARPA、ペンタゴン向けにロボットの研究開発をしていたBoston Dynamicsを買収!

arstechnica:AndroidOSのチーフAndyRobinsonがGoogleのRobotics Divisionを率いることになったニュースを12月初旬に目にしたのですが、ここの着て、Boston Dynamics社を買収したとの報道を見て、本気でロボット分野に取り組む姿勢が伺えます。「スマホAndoridと同じ構図:Googleの次の標的は自動車産業!? 」の記事でも紹介しましたが、Google社は現在自動車搭載用のRbotOS(ROS)の開発により車をロボット及び情報端末として支配しようとしているというお話を紹介しましたが、Robotics Divisionでは、スマホやタブレットをロボットの頭(head interface)として活用し、高度な認識処理などはGoogleクラウドを活用するというコンセプトです。音声解析、画像認識、Semanticな意味会社くなどGoogle社の技術は将来的にはちょっとしたAI的な処理もできるようになるかもしれないという観点で、Google社のロボット分野でのビジネスついて考察してみました。


 

 

スマホやタブレットをロボットに装着するだけでインテリジェントなロボットとして機能するクラウドROSコンセプト

ルンバで有名なiRbot社の方がGoogleI/oでも公演したそうですが、当社のAVAというロボットは医療用ロボットとしてちょうどモニターに医師などの顔を移し、患者と遠隔で診療できるようなコンセプトのロボットです。多忙な外科医などはこのiRbotを活用し、術後の患者の様子や、ロボット経由で、直接医師や看護師に指示を出すようなこともしていると以前ドキュメンタリーで見たこともあります。

こちらのiRobotはKindleFireHDベースのタブレットをヘッドユニットと活用し音声認識、カメラによる顔面認識やオブジェクト認識などができるそうです。

GoogleのROSは現在車載搭載OSとして秒間ギガビットのデータを処理することも可能で、自動運転車両を無事故で走行するまでにいたっています。この処理機能をGoogleのクラウドコンピューティングでグリッドとして処理し、このiRobotのようなタブレットやスマホベースのヘッドユニット(クライアント)で処理結果を返せるようになったらかなり凄いことができそうです。

ただ、現在iRobotは、簡単なモーターで平らな室内を動くことができませんが、今回Google社が買収したBostonDynamics社のロボット技術と融合したらどんな世界が実現できるのでしょうか?

4本足でどこでも走破可能なBigDog、ヒューマロイドロボットPETMANがクラウド処理によるAIをもつことになったら?

こちらは日本のTVでも度々紹介されたことがあると思いますが、4本足で、山のぬかるんだ斜面や雪の中でも層はできるロボットです。軍事用に開発されていると聞いたことがありますが、砂漠や戦地での輸送ロボットとしてつかわれるのかなぁと思っていました。エンジンがうるさいですが、これにクラウドにつながったROS乗ることで、人間の命令を認識し、自力で目的まで貨物を運ぶことが出来るようになるかもしれません。

こちらは、Boston Dynamics社が開発しているというヒューマノイドロボット。ホンダのアシモと比べて凄いところは、片方のひざを地面について座ることができるみたいです。腕立てまでやってのけていますが、現在は制御PCからのコマンドを受け取り動いているおのPETMANですが、ヘッドユニットとしてROS搭載のタブレットみたいなものでクラウドを通して状況をリアルタイムに解析しながら人を認識し動くようになったりしたらそれなりのヒューマロイドになるかもしれません。こうなるとブレードランナーみたいなSFの世界みたいですね。

Boston Dynamnis社やiRbot社のようなモデルの他にもIOT(internet of things)を意識した自動遠隔操作分野なども視野?

がートナーのハイプサイクルではIOTが2015年から2020年にかけて啓蒙-生産性安定期としてマークされていたと思いますが、自動運転自動車とクラウドに繋がったヘッドユニットなどを組み合わせることで、ロボットイエローキャブとか、受付ロボット、介護ロボット、教育ロボットまでさまざまなホストを必要とする分野でROSが使われるようになるのかもしれません。もちろん、個々のお客様のこれまでの履歴やパーソナリティに即してクラウドで処理した適切な物事を提案したり、はじめてのユーザーでも顔の表情をクラウドで認識し、適切な会話をしたりということが可能になるのかもしれません。または、ウェアラブルデバイスを活用し、一つのロボットを複数人で所有し仕事を効率化するようなことも考えられそうです。監視カメラなども現在大きなマーケットになっていると聞きますが、この監視カメラ自体もROSで動き、インテリジェントな識別ができるようになるかもしれません。ROSはネットとリアルをつなぐ多きなマーケットを支配するための一つの試みと言えるかもしれませんね。



2013年12月17日 ネズミ1号:略称「T」
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