2013年07月17日 ネズミ1号:略称「T」
スクラップ
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Google
ロイター:スマートフォン普及率が先進国を中心に59%までになっているそうです。日本ではガラゲーがまだ母体として数千万人占めているようですが、実質iOS38%、Androidが半分以上となった現在スマートフォンデバイスでのOS戦争は、事実上アップルとGoogleのAndroidの二強による支配が確立したようです。今後スマートフォンデバイスにおける新規ユーザーの伸びは鈍化することは必須で、だからこそ、この二強は次なるデバイスを自ら開発する姿勢が今後強まるとのことです。
【この記事の要旨】
- 先進国では、ハイプ・サイクル的に普及期を過ぎた。今後の市場は新たな製品というよりは、既存の進化版といった捉え方が強くなる
- 顧客獲得競争の激化は価格競争を招く。だからこそ、Googleグラス、Androidを搭載したゲーム端末、時計型端末の普及を検討している。
- 新端末が普及すれば、数百万人クラスの新たなユーザーマーケットが開拓できる。
- アップルの統合型アプローチは、同社のOSがユーザーに受け入れられればハードも同時に売れることを実証した。
- Googleは稼ぎの大半を広告に頼っているが、アンドロイドがOS市場を圧巻すれば収益も増える
- サムスンとアップルの最新の四半期売れ行き数値は双方鈍化している→スマホ戦争は終わりに近づいている
Googleはエンハンストキャンペーンという名のもと、PC、スマホ、タブレットデバイス、GoogleTvなど4つのウィンドウにまたがってターゲティングできる広告配信プラットフォームへバージョンアップされるようです。AndroidやChromeを搭載した端末があらゆる生活シーンに普及することで、より確度の高い広告配信ができるようになり広告単価✕数も増え(質も上がる)収益が増えることが一目瞭然です。またGooglePlayとNexusやAndroid搭載型ゲーム機の開発などの話は、ソフト流通についてもAppleのような垂直統合型のプラットフォームを思い描いているようにも思います。
対するアップルは、OS・ハードという従来の垂直統合型のモデルの上でituneやAppstoreに代表されるように、ソフトやコンテツの流通を支配しようとしているようです。この前リリースされた、iTune Radioや、クラウド上に版権物マスターを保存して月額課金を行うようなモデル(spotify)といったようなモデルはそのような代表例のように思います。
一方マイクロソフトはWindow8の発売から、今後WintellモデルとしてハードメーカーとOSメーカー、ソフトウェアベンダーとのWinWInWInモデルから今後は、MS自体がハードメーカーとなりうることも示唆しています。
何れにしても、ユーザーにとって互換性や利用しやすいマーケットができること、またサービス提供社にとっては、公平なプラットフォームであり、安価なディストリビュートができる市場ができることで、この分野のビジネスが発展すれば大歓迎だと思いますが皆さんはいかがでしょうか?
2013年07月17日 ネズミ1号:略称「T」
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