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震度ではない階級で表される長周期自身が高層階に及ぼす揺れは、思った以上に凄まじい!?

2022年09月02日 ネズミ1号:略称「T」
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4段階で階級2以降はモノにつかまらないと歩けなくなる揺れとなる!?

来年2月から地震速報に高層建築物の揺れを表す長周期地震情報が追加されるそうです
震度ではなく14の階級という形で表されるようです
長周期地震というのはゆっくりと揺れる地震のことで一般家屋にとっては揺れを感じることが少ないが高層建築では大きな揺れが時には10分ちかく続くことなるような地震とされています

素人ながらにイメージすると長ーい針金の棒や釣り竿を手にもってゆっくりゆらしてゆくと上の部分がだんだんと大きく揺れて折れてしまうようなイメージでしょうか
逆に小刻みにゆらしても上の方は小刻みに動くだけでそこまでしならないというのがイメージが付きやすいかもしれません


 

 

つの特徴があると言われている長周期地震の揺れ

<揺れ方>
・小刻みに揺れる短周期地震と比べてゆっくりと大きく左右に揺れるという特徴がある
・釣り竿の例でイメージしたように共振という現象により高層階ほど大きく揺れる

<揺れの伝わり方>
・長周期地震は遠くにも伝わる特徴がある
・東京から離れた場所で巨大地震が発生しても都内の高層階では遠方から伝わった長周期地震による大きな揺れがおこることがある

<揺れの継続時間>
・長周期地震の揺れはその特性から揺れが長時間続く傾向にある
・関東ローム層と呼ばれる岩盤の上に柔らかい堆積物が蓄積している首都圏では遠方で発生した長周期振動が増幅されたさらに長く揺れることも予想される
(南海トラフ沿いの巨大地震の場合10分近く揺れ続けるとも言われている)

長周期地震の揺れのイメージってこんな感じ

 

ls-earthquake-01.png

 

 


上層階の揺れが大きくなるのがイメージできます
これと気象庁の長周期地震動階級と見比べてみると

 

 

ls-earthquake-02.png

 

 

 

一番低ランクの階級のケースよりも高層ビルではからというケースが多いということが想定されます
来年2月から遠方で起きた巨大地震による長周期地震についても地震速報が流れるようになるようですが高層階で働いていたり住居がある人は要注意ですね

最新技術を駆使した超高層建物では屋上の免振構造を実装している

超高層ビルやマンションでは、ビルの頂上に長周期による大きな揺れが起きたら大きな錘をゆれとは逆方向に動かしてゆれを軽減させようとするような振り子の原理を利用した免振設備が組み込まれているそうです。

 

 

ls-earthquake-03.png

 

特に高層マンションに暮らしている人は恐らく購入時に購入予定のマンションの構造などの説明を受けて納得して購入しているとは思いますが中古マンションなどの場合こうした説明や資料を十分共有されていないケースも考えられるので自分のマンションの免振構造がどのようなものなのか改めておさらいしてもいいかもしれません
長周期地震の詳細や対策については、東京都の「長周期地震動対策を進めるためにー超高層建築物等の所有者等の皆様へー」の資料が分かり易く整理されていました。



2022年09月02日 ネズミ1号:略称「T」
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