2022年09月09日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
スクラップ
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家電・パソコン周辺
iPhone14が発表されましたが、一番下のグレードの端末でも日本円でおよそ12万円するようです。
Andorid端末も、Xperiaやそれなりのメーカーものとなると20万円近くするものも存在しています。
かつてのガラゲー端末について、販売価格が5万円程度想定で事業計画が練られていたようにも記憶していますが、現在廉価版のAndroidスマホ端末でもまともなものを買おうとすると5万円台という感じでしょうか?
中には1万円から2万円のものがAmazonなどで販売されいるのを見つけることができますが、個人情報の巣窟となる毎日使う端末にこうのような端末を使うのはちょっと怖い感じもします。
ふと、白物家電、オーディオ機器、アクセサリ類まで家電量販店で値段を見ると、ひと昔前に比べて全体的に価格が上がっている印象をいだく人もいい尾かもしれません。
実は昨年から今年にかけて、冷蔵庫や洗濯機が壊れて、量販店で白物家電と呼ばれる家電製品の値段を確認する機会があったのですが、20年ほど前のほぼ倍の価格となっている印象でした。
例)
- エアコン
- リビング用のエアコンは20万円以上が当たり前。いいものを選ぼうとすると35万から40万円台
(昔は15万ぐらいでそれなりの上位機種が買えたイメージ)- 個室ようのエアコンも、10万円近くがざら
(昔は著名メーカーものでも5万円台のものがボリュームゾーンだったイメージ)- 冷蔵庫
- 戸建てやマンションで家族で使う冷蔵庫については20万円以下の商品を探すが難しい状態
(以前は、15万円も出せば、上記機種の冷蔵庫が買えた)- 洗濯機
- 10万円以下の家族用洗濯機がほぼない状態。縦ドラム型を中心に20万円台がボリュームゾーン
(昔は、5万円台でそれなりの容量の洗濯機が買えた)- TV
- 40インチ以上がボリュームゾーンで安いもので10万円~という感じ。日本メーカー品である程度のものを求めると20万から30万円
(昔は5万円台がボリュームゾーンで、HDDなどプレミアムな製品も9万円台から15万円台という印象)
自転車- その他
- 電動自転車が当たり前のように主力商品化。概ね10万円以上
(昔は自転車で15万円とか考えられなかったし、そもそも最近では家電量販店で自転車コーナーが常設され販売されている所が多くなった)- 掃除機
- 1万円以下の安価な掃除機を見つけるのが難しい
こうした家電製品の価格上昇に伴って、昔ならばお店で買っていたような製品をネットでとにかく安く買うという流れになったよう思います。
そうした中、量販店は苦戦をしいられるようになり、リフォームやキッチン周り、トイレ周りなども手掛け業態シフトをしてきた大手量販店もいるようですが、今後、住宅バブルがはじけ、既存持ち家世帯でもリフォームをするような余裕がなくなってくると、実店舗の生き残りは非常に厳しいものになっていくのも想像できます。それは、お客さんとの接点が限りなくなくなっていくことになるからです。
こうした中、大手量販店では、昔は考えられなかった白物家電等も含めた中古製品の再生販売を手掛ける様になっているみたいです。
他人が使用した冷蔵庫だとか、洗濯機だとか、エアコンだとか、昔ならば使うのに抵抗感があったかもしれませんが、今、大手量販店では、こうした白物家電を含む家電製品を洗浄・修理して再生させる専用工場を構えて、再生品としてお店で販売するようになっているそうです。
環境という観点で考えれば、非常に良い試みだと思いますし、ある意味こうした再生品には短いですが店舗保証がくようだという点や何かあれば、お店に問い合わせで対応いただけそうな点も安心感できるポイントなるように思います。
こうした再生品系の販売やサポートは、まだAmazonや他コマースサイトでは見かけないので、店舗という立地を生かして勝てる打ち手となりうるかもしれません。
2年ほど前に購入した10万円以上した白物家電が最近壊れて、付属マニュアルのサポートセンターへ連絡したのですが、電話しても、インターネットから申込ください系でもはや電話対応オペレーターがいないことが標準となっているようです。
昔ならば、電話で修理の手配、引き取りの手配までできるのが普通でしたが、コストカットというかDXの流れなのか分かりませんが、国内メーカー品を購入しても、もはやこうしたサポート対応は期待できなくなっているようです。
マーケティングの用語としての"ブランド"と言えば、意味することとして、プロミス(約束)という概念があったと思います。
これは、他の製品やサービスよりも仮に値段が高くても、特定のブランドを選ぶのは、購入したことを後悔させないと約束してくるからという心理が働くからだというもの。
そいう意味では、ブランド=コミット(約束)
という概念で、すぐに形作れるものではなく、長年積み上げてきた顧客との間で醸成される信頼ということになります。
近年の国内メーカーブランドについて、こうしたサポート窓口の改悪や電子化が進み、何十万円もしたものが数年で壊れてしまう、部品サポートもも数年スパンで終わってしまうという経験をこれから多くの消費者がしてゆくことで、ブランド力の無い安価なものを使い捨てで買った方がいいと思う人も出てくるのかもしれません。
そういう意味では、家電量販店の再生品販売は、国内製品が高度な品質を保っていた製品は、新品ではとても買えないような最上位グレードの製品だった中古品を再生して、手ごろな価格で提供し、ある程度の保証・サポートがつくとうものとなるのならば、消費者側としてはWelcomeですね。
そういう意味では、庶民がちょっと背伸びして中古欧州車を買うようなイメージに近くなるのかもしれません。
ただ、この場合も、やはり製品が気づきあげてきたブランドは、ポイントになるように思います。
店舗側でどこまで消費者に安心感を提供できるかがカギとなりそうですが、メーカーは製品を作った後、アフターマーケット市場とうものが拡大する中で流通が再生ブランドを醸成するというビジネスもでるが普及してゆくのか、楽しみでもあります。
2022年09月09日 ネズミ1号:略称「T」
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