WSJ:Vineやintagramなどオンライン動画に米国では注目が集まっているようですが、数億リーチが期待できるfacebookで本格的な動画広告配信が始まりました。数億リーチというと、ケーブルテレビやネットワークTVの視聴率に等しいバリューがあるメガメディアとなりえますが、ことはそう簡単には運ばないようです。この動画広告は、モバイル・PCに対応し、タイムラインをスクロールし、オンスクリーンになると自動で無音再生されます。興味がない場合は、そのままスク ロールアウトしてしまうと再生されません。見たいと思う場合は、クリックしたりタップするとフルスクリーンで音付きで再生されるそうです。
米アトランティックパートナー社によるフェイズブックユーザー735人に対する調査によると83%のユーザーが、ウォールにこうした手法で動画広告が挿入されることに違和感を覚えるという結果が出たそうです。
一方で、メディア代理店サイドでは、フェイスブックがビデオ広告について、ユーザーセグメントを切って動画広告が配信できるようになると、既存テレビCMに匹敵するバリューがでるだとうと興味を示しているそうです。
フェイズブックでは、性別や年齢などデモグラフィックな属性で動画広告をターゲッティグできるようにしているとの事ですが、まだ興味・関心などによるターゲッティングは開放していないそうです。
今後動画高広告分野については、リーチやインプレッションだけの指標から、より多くの指標を提供することになりそうです。
こうなると、日本でいう地上波などのGRPという指標も太刀打ち出来なくなりそうですね。それは、ソーシャルメディアの動画広告の方が費用対効果(ROI)がより正確に、適切に可視化できるようになるからです。
フェイスブックの動画広告の手法は、伝統的なプッシュして強制的に見せるとう手法から、ユーザーが見たいと思ったものだけ視聴してもらえるという手法になるそうですが、まずは映画のトレイラーからスタートするそうです。
米国人は、映画好きが多いので少なからずの能動的な再生効果は捻出できるでしょうし、この結果を持って本格的な動画広告が展開される様になるのかもしれません。
来 年は、最近日本の地上波を見ていても、ゴールデンタイムに、弁護士事務所が整形外科のコマーシャルが流れていて驚くことが増えましたが、こういう流れとは 逆行して日本のフェイズブックは、トヨタやホンダ、コカコーラやナイキ、化粧品といった動画CMが流れる用になるのかもしれませんね
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