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新サービスの話題拡散・ブランディングにコンセプトビデオは最強のツール!?

2013年10月24日 ネズミ1号:略称「T」
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「3つの理由」と「話題となるコンセプトビデオ制作5つのポイント」

techcrunch:「えっこんな事ができるの?」と思わずソーシャル上で拡散したくなっていまうようなコンセプトビデオ。このような狙いのビデオをTWやGoogle+、facebookなどで紹介されたり、ニュースサイトで見たことがある人も多いと思います。AppleやGoogleはコンセプト映像を宣材ツールとして活用するのが非常に上手ですが、その裏にはどのような法則が流れているのか、最近「これから広告業界では映像だ!」と叫ばれていますが、視覚情報、音声情報など一番情報量が豊富なパッケージである映像を上手に使いこなすことで、スタープアップ企業でもAppleやGoogleのようなブランディングや画期的な商品・サービスだと前評判をつくれるかもしれない!?という面白い記事がありましたので紹介します。


 

 

では、以下が10個のポイントとなります。よく見ていただくと、現在ネット上で話題になっているような動画PVなどまったくこれに当てはまっているとは思いませんか?

オススメ理由1:製品リリース前のコンセプトビデオは建設的な批評をフィードバックしてもらえる

Googleグラスの事例を見てみましょう。発売の随分まえからコンセプトビデオをリリースしたのをご存知でしょうか?なぜこんなに早くビデオを公開したのか?それは、物議を醸し出し、人々に建設的な批評をフィードバックしてもらうこと可能です。さらに、製品版はいったどういうものになるのか?衝撃的なコンセプトビデオに準じた内容になるのか?人々は興味津々となる訳です。
(つかみはOKってやつですね。)

オススメ理由2:コンセプトビデオは人々の関心を推し量る装置となる。

エッジの尖った、一歩先を行くコンセプトビデオを公開することえ、市場におけるイノベーターやアーリーアドプターから注目を得ることができます。かれらのコメントやエンゲージメント度をソーシャルなどから測り、世に出そうとしている製品/サービスが狙いどおりに彼ら(イメージセッター)の興味関心の的となっているか推し量ることができるのです。これはファッション・アパレル業界の手法に非常によく似ていると思いませんか?

オススメ理由3:イメージセッターにアピールし、彼らが情報を展開することで、ブランドも構築できる

ベールにつつまらた製品やサービスをセンスのいい、カッコイイモチーフで、技術・デザイン的にも斬新・クール!と思えるようなPVを作成し、水面下でこんな素晴らしい計画を行っているとリークすることで、その企業は、カッティングエッジなことをやっている企業で、クールな企業という印象をアーリーアドプター層に印象付けることができます。彼らがフォロワーへ口コミすることにより、クールな印象・イメージはブランドとして染み付くことになるのです。

では、スタートアップがコンセプトビデオを使うにはどういった事に気をつけるべきか?5つのポイント

まずはコスト。GoogleGlassでは膨大なコストを掛けて素晴らしいハイクオリティな映像を仕上げているようですが、実はそこまでコストをかけなくてもクールでセンスのいいビデをは作れるもの。スタートアップは資金も潤沢でないので、そうした企画力のある方ならやるべき

次に、秘密裏にキラー製品・サービスを開発しているとしたら、ある段階ではユーザーからのフィードバックをもらいそこからの反応から改良などいろいろな意味で反応を見てみたいと思うだろう。そうした時などコンセプトビデをを活用すると有効。(原文では身内でとなっていまが、私の意見としては身内で試写し、ビデオを改良したあと、ネット上でリークというのがいいのではと考えています。これはある程度の段階まできているという前提です。)

では、成功するコンセプトビデオづくりのコツについて、以下に5つのポイントです。

1.視聴者が実感できる主観映像や実生活に密着したイメージ主観ビデオにしよう。

GoogleGlassを例にとると、実際グラスをかけた際の利用者の視点で朝起きた時から、会社へ行く途中、友人と約束する時など実際に利用者がグーグルグラスをかけた際にどういった経験ができるようになるか、インパクトある演出で制作されている事におきづきでしょか?こうしたビデオに仕立てることで、人々を実際に引きこむ事ができるのです。

Point2.アピールする製品のどこがクールで凄いのか、擬似経験に訴えたたあと、シンプル分かりやすく説明する

コンセプトビデオの主な役割は、つまらない普段の生活が、この製品によってどうのようにパラダイムシフトが起きたかのように一変するか?前項の疑似体験ができる演出手法を活用しながら、シンプルにポイントを絞って訴求・強調するです。

Point3.新機能を印象的に際立たせて映像の中で演出する(ナレーションなど余計なものは取り除く)

例えば、iPadなどを例にとると人々はすでにiPadの大まかな機能については知っているわけだ。ではどうやってコンセプトビデオを演出するか、それは新機能を際立たせて映像の中で見せることである。例えば、ナレーションなど余計な演出は一切使わず、ただ単に、2台のiPadが繋がっている様子やホログラフ(立体)ディスプレイを見せたり、AR(拡張現実)のようなエアーキーボードをすらすら叩いて入力している様子をサラッと流すだけでいいのだ。

Point4.製品によって実現されるであろうストーリを語れ

グーグルグラスのコンセプトビデオが成功したのは、平房な日常へこの製品が登場することで、その生活がまったく違った楽しい物になるというストーリが語られているためだ。

ただ単に製品の特徴を解説するビデオでなく、人々の生活やライフスタイルに照らし合わせ、製品が登場することで、どれだけ生活が一変するか、違和感なく(技術的にもUX的にも現実味を帯びて)フィットし自然に思えるようなストーリーが語れるビデオを作る事。

ストーリーに少しでも違和感があるようだとこの手法が失敗する

Point5.リードを捉える仕組みを作る

コンセプトビデオによって得た反響を捉える仕組みを作ること。一般的にはランディングページを用意し誘導するようなこと。Googleではこの点で勿体無いことをしていると思われる。およそ1400万もの視聴ユーザーをそのまま放置しているようだった。なにかしらのフォームなどを設け、メールアドレスなどを登録してもらって、製品の改善情報やアップデート情報などを配信することで、潜在客のポテンシャル把握や利益がとれそうかなど計測することができたはずだ。でも、Googleは資金が豊富なのでこういう必要ななかったのかもしれませんね。

しかし、スタートアップでは、資金が潤沢とくわけではないので、こうした機会をきちんと分析に活かせる用意リードを捉える仕組みは必須だとも説いています。

(余談:この点は難しいところです。TWアカウントをフォローしようとかβ版はこちらとかいうのは正直興ざめしますね。純粋にごく一部の人だけ体験できる系でないと冷めてしまう感じがしますがどうでしょう?)

まとめ

コンセプトビデオはいろいろな観点で優れたマーケティングツールとなりうると言える。ただしすべてのスタートアップについてこれが当てはまるとは限らないので注意が必要。使えるリソースや必然性(フィット感)、実施したい内容がこの手法にマッチするかしっかり考える必要がある。

その上で上手に活用できれば、AppleやGoogleのようにキラープロダクトして仕立てることができるかもしれない。。という事でした。

ユーザーの心をぐっとつかむ・共感を呼び共有を呼ぶ法則して「神話の法則」という考え方がありますが、コンセプト作成のヒントにもなると主ますので、合わせて次の2つの記事も、興味のある方は是非参照ください。「なぜ日本のアニメは高校が舞台の作品が多いのか?海外オタクの素朴な疑問」、「神話の法則と同じ!?ブランド物語を語る上で使える7つの法則

はい、では最後にGoogleGlassの事例と最近ちょっと同じような手法でどう?って思っている株式会社ログバーのRINGについてその手法がなんか似てる?という面白い事例を対比して紹介ます。どうでしょう?RINGはHPのデザインもコンセプトビデオもGoogleGlassそのままだと思いませんか?RINGについては、MSのキネクトのようなもので、人の手振りでコマンドをおり、スマホなどを操作する代物のようです。ビデオをみただけだとおそらく指にはめる指がモーションセンサーになっていてBluetooth経由などでスマホをクライアントといて操作するようなモノなのでしょう?ただし、主観映像で目線の中に絵が描けるような演出がなされていましがが、実際映像メガネをかけられないのならこれはちょっとやりすぎ?ではないかと感じてしまいました。スマホをクライアンとして、プロジェクトされたスクリーンに絵がかけるというモノですとちょっと誇張表現になっていますかもしれません。コンセプトビデオで大事なのは、フィット感と現実性という点です。実際の製品があまりにもコンセプトビデオとギャップがあるようですとその時の落胆度は倍返しどころでななくなるかもしれませんね。14年度に製品化ということですので、期待を裏切ってもらえる斬新な製品であることに期待させていただきます。(※RINGはについては、SFJapanNightセミファイナル開催の記事に細かい敬意などが書かれているようでした)

GoogleGlassのHP

GoogleGlassのコンセプトビデオ

RINGのHP

RINGのコンセプトビデオ

Ring -Shorcut Everything- from Logbar on Vimeo.



2013年10月24日 ネズミ1号:略称「T」
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