2013年12月25日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
スクラップ
タグ:
メディア
,
動画広告
米国でSponcifyというサービスが立ち上がったようですが、これからYouTube動画を気軽につかった広告収入などが得られるようになるかもしれません。「2014年ソーシャルメディアはこうなる!?マーケッターが示す予測ベスト10」でも書きましたが、その中で来年以降、企業は自社のブランドやプロダクトのファン層を醸成するために、UGCをいかに上手に使いこなすかが重要だという事も挙げられていたのが印象的です。こちらの記事では、「映像クリエイターとスポンサーを結びつけ、プロダクトプレイスメント動画を...」というモデルが語られていますが、私個人としては、そんなケッタイな内容ではなく、一般の人が商品を購入して、どの使い勝手や感想をiPhoneなどで動画でとり、Sponcifyプラットフォームにアップするような事ができれば十分だと思います。
- 広告主:目的にかなった視聴者を有するクリエイター
- クリエイター:自分の作品にスポンサーをつける
上記2つのポイントを踏まえ、Sponcyfyではスポンサーとクリエイターのマッチングシステムと動画広告の効果測定Toolを提供するそうです。
- 広告主がクリエイターを自由に検索して探すことができるツール
- スポンサードした動画の効果測定を図れるツール(YoutubeAPIにより提供)
結局の所、ファンがいるクリエーターに自社広告作品を作ってもらう。そしてそのファン層にリーチすることができるというモデルですが、これだと個人的にはあまり面白みを感じません。
ど ちらかというと、中高生や主婦やお年寄りなど、普段あまり情報を発信しないような方がブログにアフィリエイト目当てのレビューを書く行為よりも簡単に、純 粋なきもちでサービスや商品に関する動画をスマホで簡単に取って、アップロード・登録する。企業は自社のファン層になりうるまたは、ブランドストーリーを 補強できると思われる複数の動画を活用してUGC素材として活用する。動画を作成・撮った個人には、再生回数や成果報酬でお小遣いが支払われるといったモ デルの方がスケールしますし、面白いコンテンツが調達出来るように思います。
Sponcifyでは、既にクリエイターから関心が寄せられて いて100チャネルの登録、1000万人近くのリーチが可能とのことですが、1000万人程度のリーチ価値よりも、YouTube上で展開できる消費者が 撮った名前の声みたいな動画をUCGとして調達できるようになり、その素材を活用してYoutube上で展開するインパクトの方が大きいかもしれません。
企 業とクリエイターを結びつけるという点においては、企業サイドからすると、コマーシャルフィルムやPV製作費用を圧縮できるというメリットはありそうで す。なぜなら、ウケル動画を作るクリエイターさんは殆どの場合、趣味で作成しているか、無償で作っている方だと想定できるので、ちょっとした製作費を貰え れば、一生懸命作るだろうと想像できるからです。
しかし、逆に、あまりに狙いすぎた手の凝った動画はそこまで人ウケしなくなるような矛盾も 抱えているようにも思います。ネットで話題を呼ぶ動画って結局、カワイイネコちゃんとか、ハプニングビデオ的なものが多いように思いますが、いかがなもの でしょうか?Sponcifyの今後の動向がどうなるか楽しみでもあります。
2013年12月25日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
スクラップ
タグ:
メディア
,
動画広告
過去の記事