2013年10月10日 ネズミ1号:略称「T」
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NewYorktimes:DealBook:嘘か本当かは別として、面白い見出しでしたので紹介います。レディアーガガはフォロワー数が4000万人いるそうですが、彼女がTWすると瞬時にTwitter社のサーバーに負荷がかかることになるのは容易に想像できます。逆にいうと、そのためにサーバーがダウンしないよう、日頃からデータセンターへの投資やサーバー郡の運用費用として膨大なお金が使われている事も容易に想像できますね。TW社のIPO申請書の公開で同社の「赤字」「ユーザー数」「収益源」が明らかになりましたが2010年以降利益が出せていないようです。NewYorkTimesの記事はこうしたTW社の実情をレディーガガのTWをもじって見出しにするセンスがにくいですね。
2010年にツイッターが黒字になったという記事がでましたがそれ以降黒字化できていないようです。その当時も、グーグルやマイクロソフトからの提携料でなんとか利益確保という感じだったように思いますが、グーグルとの提携も解消し、主な収入源としてはTwitterADとなっているのが現状でしょう。そのはかはライセンス料収入が売上の15%近くだそうです。
Reuter:「UPDATE 3-米ツイッターが来月にも上場へ、10億ドルのIPO申請 SEC提出文書で業績を初開示」によるとだいたいTWELFTHの媒体KPIと収益性は下記の通り
- 直近MAU(アクティブユーザー数):2億1800万人
- 1ユーザーあたりの売上単価0.64ドル(約60円から70円)
CnetJapan:「Twitter対Facebook--Twitterが明かした財務内容で比較する規模の違い」によると、Facebookと比較されていますが、売上、ユーザー規模でだいたい1/10、収益性という点では、TW0.64ドル、FB1.60ドルで1/2.5という感じのようです。
「金市場の暴落が意味するもの」、「すでに織り込み済みだった!?FRB出口の延期:影響についてまとめてみた」でも書いてみましたが今後来年まで「米国株は買い」という流れが主流のように思います。年内FRBの出口戦略開始はどうもなくなり、とりあえず問題を来年以降に先送りする流れもその一つのようですが、そうなるとTW社のようなジャンク債と認識されてもおかしくない内容のIPOは今年それも年内のタイミングがラスチャンスして踏み切ったのかもしれませんね。IPOにより一部報道では900億円ぐらいの調達を目標とすると報道されていますが、出口発動後の暴落シナリオが来年以降あるとしたらまさにこのタイミグがラストチャンスなのかもしれません。ダイヤモンドで「安倍総理も知らない、シリア問題の真相(上)」のような記事も出ていますが、一連の流れのなかでTW社のIPOについて考えてみると面白いですね。
2013年10月10日 ネズミ1号:略称「T」
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