Apple is the first U.S. company to be worth $2 trillion
8月中旬に入って、上がりにもあがったアップル株価。パンデミックから6カ月に突入しようとする8月に時価2兆ドルを付けたそうです。ドル・円レートもありますが、200兆円以上の時価がアップルについたそうで、これは米国史上最高の企業価値なのだそうです。
実は、アップルだけではなく、同社のすぐ後には、MicrosoftやAmazonが1.63兆ドル、1.65兆ドルとおいかけている状況なのだとか。
記事によると、こうしたハイテック株だかは、コロナパンデミックと深い関係があるのだそうですが、過去21週に渡り、コロナにより縮小経済、消費動向ががらっと変わってしまったことに起因するようです。
記事では、コロナが今後の経済、消費者の消費マインドを係と変えたという言い方をしていましたが、簡単にいうと、これまでの実体経済は、人が移動して、その過程、または目的地で消費するという行為で実体経済の多くが成り立っていたともいえます。
これまで、モバイルやインターネット産業は、そうしたリアルの世界を以下に便利に補助するかとう破壊的なイノベーションを起こしながら成長してきた訳ですが、、2018年当時時価総額1兆億規模であったアップル社の株価が、昨年1.5兆円を付けてから今年に入りパンデミックの最中一気に2兆ドルもの時価を付けたというのですが、以下にマネーの行き先ががらりと変わったのかというのがお分かりになると思います。
これまで、アップルは、iPhoneXやそれに連なる商品を出し続けているのですが、実は基本性能面では、一部のAndroidの方がiPhoneを越えているような状況です。iTuneを中心としたコンテンツエコシステムについても、そこまで革新的な取り組みがなされたわけではないし、ApplePayもまだまだこれからという状況です。
実際、コロナパンデミックの最中に、アップル時価は急激に下がっている実績があるそうですが、この200兆円以上もの企業価値については、本当に実態をともなっているのでしょうか?
ドルを刷り続けるFRBの総資産は、600兆円を超えるまでになっているとのことですが、行き先の無い有り余ったマネーが株に投入されているのでしょうね。
あと、バフェット氏もいっているようですが、今時点で、中長期的に投資する株がないとプロの投資家はなげいているようなのですが、そうした中、特にこれといった実績も出ていないのですが、在宅勤務、引きこもりというキーワードの元、アップルや、アマゾン、マイクロソフトといった安パイ路線のハイテク株がここまで値を上げたということなのかもしれません。
テスラのアーロンマスクがTWで今のうちの株価は高すぎるかも・・とTWして炎上しそうになったこともあるようですが、いつはじけるかわからないバブルについてうすうす気づきながらも、みんなでチキンレースをやっているのが今の実体かもしれません。
米国でも、コロナ禍で市民救済のために、お金を直接給付したそうですが、ある筋によると、そうしてもらった給付金を貧困層含め株に全部つぎ込んでいる人もかなり多いみたいです。
政府からの給付金、擦り続けられるマネー、こうしたお金で株が買われ、実態経済はマイナス成長なのに(それも-20%とか―30%だとかいう数字も出ているようですが・・・)、株価だけが上がり続けているとうのは、誰が見てもバブルのチキンレースに見えてしまうのではないでしょうか?
バブルがはじけると、現実態経済の時価と株価時価のギャップが急激になくなり、その分は紙くずとなる訳ですが、もし今回のバブルがはじけた場合、数千兆円もの価値が紙くずとなるのかもしれません。
その前にあと2,3年もすると、ドルにハイパーインフレが起きるのかもしれませんが、もしそうなった時に、日本円の価値ってどうなっているのでしょうね。
現在日本は、海外から食料、エネルギーをはじめ、普通の生活消費財のみならず、最低限の食生活を支える物資までも輸入に頼るようになっていると言われています。
食料自給率は、なんと37%まで落ち込んでいるそうですが、そんな時に、ドルがハイパーインフレになったりしたら、ドル/円レートがどうなるのか不明ですが、現在、ドル―円金利差がだいたい3%ぐらいでキープされていると言われているので、当然円もインフレになるのかもしれません。
量的緩和を続けている日銀資産も600兆円を超えるに至っているというので、ドル・ハイパーインフレ―をトリガーとして円もインフレになった時、63%もの食料を海外に頼り今の状態では、明日食べるものも変えなくなる恐れも出てくるのかもしれません。
3年後、5年後を見越して、自宅菜園なんかをはじめてみるのもいいかもしれません。
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