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バクチ要素の多い映画産業は、グローバル化の流れの中で衰退して行く運命か?

2013年12月02日 ネズミ1号:略称「T」
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ソニー映画・音楽事業についての投資家説明より垣間見れる産業構造について

東洋経済:映画分野については、2013年度上半期は大型ヒット作が出ず140億円の営業赤字。映画部門においては、更なる250億円にも上るリストラをするそうです。今後は俳優や監督についても特権は認めない方針で、報酬も興行収入ベースから利益ベースへ、制作予算オーバーの際は監督にも責任をとってもらうそうです。年23本程度だった大型作品も18本まで減少。いずれにしても、映画部門は、成長戦略といよりはリストラによる営利体質化という感じですね。


 

 

映画部門とは対照的にテレビ番組制作と放送局運営

ラテンアメリカでのドラマ系CH、AXNや日本アニメの兄マックスが好調で、現在150カ国以上に展開。9億5000万人の視聴者を有し、米国外で75%を稼ぎ出しているそうです。

エンタメ部門も、刻々と変わる環境変化と、消費者ニーズを汲み取ったサービス開発が必要ということ

ハリウッドというと、一時、なかなかネタがなく、バイオハザードやスーパーマリオなどヒットゲームなどをモチーフに映画製作が行われるようになったのだなぁと見ていましたが、最近あまり面白いとか見たいと思える映画がなくなってきたように思います。映画の質は昔も今も変わらないのかもしれませんが、あらゆる手法、ギミック、シナリオ展開等、過去の作品などでやりつくされた感があり、なにかわくわくするような作品に思えないのも私だけでしょうか?

ひょっとすると2時間というパッケージ自体が最早、時代遅れなフォーマットとなったのかもしれません。

ネットが普及する以前は、AVシステムなるものなどが流行ったりしましたが、今では、パソコンやiPadなどに接する時間が多く、TVやDVDを見るような時間、ましてや、AVアンプなどの電源を入れてDVDを干渉するような時間はあまりとらなくなったように思います。その点、ドラマやアニメといった30分から1時間というくくりはちょうど消費するのに適したパッケージなのかもしれません。huluなどスマホやタブレット、PCでドラマなどが見放題のネットサービスなども今調子がいいと聞きますが、映像コンテンツに対する消費性向もタブレットやネットが現在のように普及してくることで、変化していっているということなのかもしれません。

安泰かと思われた産業が突然食えなくなる」という記事を最近紹介しましたが、エンターテイメントにおいても、時代のニーズに即したパッケージング、サービスを常に作り出すことができなければ、消費者から見放されてしまうというこのなのでしょうね。



2013年12月02日 ネズミ1号:略称「T」
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