ホーム > スクラップ >

今ソーシャルは「数より質の関係」がトレンド!?ならば次にくるトレンドはどんな感じなのか想像してみた

2014年03月19日 ネズミ1号:略称「T」
,


ソーシャルやメッセージング市場では、不特定多数の量から、質へトレンドがシフトしているようです。「全てのムーブメントは(1)出現(2)合着(3)官僚化(4)衰退4つのプロセスを経て衰退する」でも紹介しましたが、すべてのクールなムーブメントはもりあがりのピークを迎えるとやがて衰退して行く運命をもっていると言えます。インターネットが普及し、スマホの通話機能やメール機能がメッセージングにシフトし、PCで使っていたSNSがスマホで利用されるよになり爆発的に広がったのがここ2年間の現象だっと言えそうです。


 

 

目新しいSNS上で人々は友達の数を争って自分自身存在意義を見出してた

目新しいプラットフォーム上では、忘れてかけていたような人の動向がつかめたり、客観的に自分のフレンドリストなどみることで、どれだけの人と関係があるのかいわばそれが架空の試算のように思えるようなことがあったのかもしれません。まさに普及期においては、道具によって何ができるかよりも、道具によって満たさせる数的な指標を満たすために、競って無理をして友達集めや、投稿などやってきた疲れが出てきた時期ともいえそうです。若年層がメッセージングサービスにシフトしたのも、物心ついたころからフェイスブックやmixi、モバゲーやグリーなどがあった若い世代にとって、それは実は煩わしいもので、本来ケータイ電話のもつ持ち運びできる連絡手段というシンプルな便益だけで十分という結論がだされたということかもしれません。

トレンドや流行は繰り返すもの。実はもはや時代錯誤と思えるようなコンセプト焦点が新世代にはクールに映ったりもするものである。

子どもたちがゲームメイカーになったソーシャルメディアの注目すべき変化と必要な戦略の転換とは!?」でも紹介しましたが、「今」使っている人にとって10年・5年前のサービスとうのは時代遅れに感じるかもしれません。分かり易い例でいうと、70年代のファッションは古臭いと50代は思うかもしれませんが、10代、20代はクールに思うかもしれないというのと似ています。現在のトレンドが身の丈以上の無駄な神経をつかうような20代、30代のITかぶれのオジサン、オバサンさんってなんだか無理して迎合していて僕、私はあんなふうにはなりたくないし、つまらないという感性がはぐくまれるのもなんとなく想像がつきます。逆に、ケータイ電話を連絡手段とシンプルに割り切る今の新世代が5年後、10年後にオジサン、オバサンになる時、次の世界は、リアルな付き合いだけだと息苦しい、もっと秘匿性を前面にだして言いたいことは自由に意見することがクールだ。と思うようになるかもしれません。これは思い出してみると、あれだけシャイと言われていた日本人が、ネット上のBBS上では実名を公表しないのをいいことに結構いいたいことをいっていた時期が今から10年前ぐらいのトレンドだったと思います。「インターネットは自由だ」的な風潮ですね。そういう点でも、WhatsappやSnapchat、Lineやinstagramが今後10年以上もの間今の権勢をふるえるのか否かについてはまだ誰もYESとは言えないのでしょうね。

今だ5000万契約にも及ぶ日本のガラゲー層スマホに動く時にあらたな地殻変動が起こる予感

日本には、実はまだ5000万人近くの旧携帯電話の契約を継続している人がまだいるそうです。キャリアは旧携帯のネットワークを維持するコストやWiFiによるトラフィック分散、それからスマホパケホーダイなどの強制加入よる月額ARPUの伸びなどの点からスマホシフトをここ数年の間続けてきました。iモードメールを赤外線やQRで交換する文化であった日本が3.11をきっかけにSMSを使うようになり、VoIPアプリの出現で無料通話、無料メッセージが当たり前になった流がありました。
今だ動かないガラゲー層は、「ケータイなんかは連絡手段だから待ち受けだけできれば十分。月額の契約代金は最低限におさめたい。インターネットなんかみないし、わからない」という人だちかなぁと想像していますが、例えばソフトバンクの孫さんあたりがこの点を理解していて、パケットホワイトプランで今までのケータイと同料金でスマホゼロ円みたいなことを始めたら面白いことが起こるかもしれません。

グローバルで見ると若干得意な現象ですが、今日本でガラゲーを使っている人は、エマージングマーケット(新興国のUSER)と似たようなところがあるのかもしれません。そうしたサービスを参考にブレークするようなものがまた突然出現するかもしれませんし、スマホやタブレットに2歳、3歳のときから触れている新世代が初めて自分のスマホを持つようになる時分にては、IMはダサい、アノニマスでオーソリティがあり、マナーもあり信頼できる人たちとならば実際にあわなくとも勉強の相談やテスト対策の裏ワザ交換とかゲームの攻略交換として物知りの引き出しとしてリアルな関係とは別の空間をもつことがクールだという風潮が成就されるかもしれません。今日本で5年後を見据えたサービス設計をする際に、既存の5000万母体の非ネット系の大人をターゲットとするか、デジタル新世代のスマホデビューをターゲットとするかによってサービス設計コンセプトが変わるように思いますが、どういったプレイヤーがどういった戦略、戦術に打って出るか今後が楽しみですね。

本日の照会記事一覧

  • Twitter、Android向けアルファ版にて「Fave People」という新タイムラインをテスト中 - ((Techcrunch))
    要旨・レビュー:twitter社は、量に任せてフォロワー数を増やしたユーザーが意味もないタイムラインで埋め尽くされ、結果としてTwitterを使わなることを回避しようとする対策として読ませていただきました。個人的にはアメリカのビデオゲーム企業アタリ社という企業がありましたが、爆発的なビデオゲームヒットに気を良くして、つまらないソフトを乱発してユーザー離れを起こした事例ににていると思います。これを反面教師として任天堂は、ベンダーを厳しく審査し、開発キットを選ばれたソフトメーカー飲みに貸与し、ソフトン品質を維持する戦略を経ることで一大コンソールゲームメーカーとして成功したのも記憶に新しい限りです。

  • Facebook、iOSアプリに「特定の友達とシェア」機能を追加。Snapchatを狙い打ち - ((Techcrunch))
    要旨・レビュー:マクロシェアリング理論についての文脈です。マイクロシェアとは不特定多数の見物者がいると、発言したり共有することに対して、ブレーキがかかってしまうという現象。ソーシャルグラフを通して親密でない人ともつながることで、SNSを積極的に使えなくなるという力学が働くという事です。snapchatなどは10秒だけで消えるという点ばかりクローズアップされていまうが、実はマイクロシェアリングという概念で成功しているのだそうです。snapchatは写真を投稿するときに誰に共有するか選べるのです。今回フェイスブックが実装した機能は5秒だけ見れる投稿ではなく、投稿する時に誰のタイムラインに表示するか選ぶ機能を実装しました。Pathというアプリはグラフアルゴリズムで親密度をランキングしようとしたようですが、失敗しています。実はちょっとしたシンプルな解決策がKSFであった点を見抜いき、whatsapp買収後にsnapchatへミートを仕掛けているのだとすればFacebook恐るべしと言えます。



2014年03月19日 ネズミ1号:略称「T」
,


前ページに戻る


,


おすすめ記事

その他の関連記事

 

おすすめ記事

記事カテゴリー

タグ

 

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ

過去の記事