10月ともなると富士五湖や首都圏周辺のキャンプ場の夜、朝の温度は10度を切るようになります。秋から冬へかけてキャンプにハマってきたご家族もいらっしゃると思いますが、この季節のキャンプにうちは高級なテントもってないからまた来年の夏にしようなどあきらめていらっしゃる方も多いかもしれません。今日は秋冬キャンプをする上で大事なポイントをまとめて紹介します。
寒くなる季節のキャンプ。実は起きているときはそんなに問題ないのですが、寝ているときの対策が極めて重要です。そいう点で寒くなる季節のキャンプについては、寝具周りに万全の装備をして臨みたいものですね。
この時期のキャンプの課題は夜非常に気温が下がるということです。日中で15度から18度ぐらいあってもよるになると標高によっては4度とか5度まで下がるケースもあります。秋冬キャンプで一番の問題は夜寒くて眠れないということ。ではその寒さ対策について紹介します。
一番冷える夜、体を冷やす要因は外気ではなく地面です。普通テントサイトにテントを張るときには、グランドシート(地面とインナーテントの下に引くシート)、そしてインナーシート(インナールームに敷くシート)が敷かれていると思いますが、数万円もする高級羽毛シュラフ(寝袋)を購入しても、地面と直接接するような状態で寝るとやはり冷えます。この時期のキャンプでは必ずエアマットを購入し、地面と体の間に空気があるという状態にすることで体温が下がるリスクが減り、快適な睡眠ができるのです。
よくテント生地が薄いとかそういった話もキャンプに行くと聞きますが、実は高級テントの熱い生地などは夏場の遮光に力を入れているもので、一般的な基準のテントで、風を防げるものであればそんなに寒さにおいては差が出ないといってもいいでしょう。夏場の日差しの下では、安物のテントですと強い日差しによりテントの中が温室ハウスのようになってしまいます。高級テント(例えばsnowpeakのProシリーズなど)では遮光性能がダントツにいいのと、メッシュがいたるところについているので風通しもよくできてとにかく涼しく快適に過ごせるというのが売りだったりします。
化学合成繊維の技術も大分発達してきていますが、シュラフについてはやはり羽毛がはいったものが間違いありません。就寝時の体温をしっかりシュラフの中で保温してくれるので、実はそこまで厚着をしなくても快適に就寝できてしまいます。「えっ本当?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、雪山などで止まる登山家などをイメージしてみてください。これは例えとして極端ですが、彼らは羽毛のダウンに、羽毛のシュラフで氷点下の世界で就寝していても大丈夫ですね。
そういう意味で首都圏のキャンプ場で3,4度まで寒くなる状況では十分対応できるのが分かると思います。
どうでしょう?この時期のキャンプ、朝の気温、夜どれぐらい冷えるのか不安でキャンプをあきらめていた人がいらっしゃったら、1.羽毛が入ったシュラフ、1.地面と人体のとの間に空気スペースを作ることができるインナールーム内に敷くエアーマット。この2点の装備を揃えて、9月、10月あたりのキャンプでならしてみてはいかがでしょうか?11月ですと、あまり山間部ではなく、標高が低めのキャンプ場などでまずは試してみるのもいいかもしれません。
スノーピークセパレートシュラフオフトンシリーズ
スノーピークの商品はなかなか値引きがされないので敷居が高いのですが、このオフトンシリーズは、家の蒲団のように寝返りが打てる広さと保温性を実現してくれるシュラフです。安いものですと税抜きで2万円もきるものがありますが、これは羽毛ではんく綿が入っているタイプ。秋冬につかのでしたら若干根は張りますがシングルタイプですと1200、ワイドタイプですと1400がおススメです。裏地も全然違い暖かさがやっぱり違いいます。
1200、1400タイプのオフトンシリーズは、選択丸洗いOKのダウンが入っていて裏地もナイロンでなく暖かい毛布のような素材です。使用可能温度は-8度となっておりますが、秋冬首都圏のキャンプでしたらこれで十分です。
結構値段がするシュラフですが、掛け式が完全に分かれるので夏場、秋冬シーズンオールシーズン使えるので費用対効果はいい商品だと思いいます。
お子さん1人夫婦2人ならば1400ワイドを二つがおススメ
スノーピーク(snow peak) セパレートオフトンワイド1400 [最低使用温度-8度] BDD104
価格:¥ 48,244 ~
■セット内容:本体、収納ケース ■材質:表地・収納ケース/高密度ナイロンタフタ、裏地/ネル生地、中綿/ウオッシャブルダウン1400g(ダック
■ダウン80%・フェザー20%)
■サイズ:敷・105×210cm、掛・110×200
■収納サイズ:直径28×50cm
■総重量:約3100g
■使用可能温度:-8度C~
スノーピーク(snow peak) キャンピングマット2.0w TM-192
価格:¥ 19,224~
■マット本体、ポンプ収納ケース、リペアキット
■本体サイズ:198×77×5(h)cm ○ 収納サイズ:φ18×85cm
■1.7kg
スノーピークの商品は、マットとシュラフが固定できたりと互換性がありお値段は非常にはるのですが、キャンプに本格的にハマり、子供が小さいうちから小学校3,4年生まで5シーズンぐらいキャンプにいきまるくることを考えると、このレベルの商品を購入しておいて方が結果的にコストパフォーマンスはいいはずです。よく5千円ぐらいのエアシートがうっていますが、このあたりの商品ですとエアーを入れると中身のチューブがやぶれてしまったりすることが多いようです。キャンプ場にいって、マットがこわえたというのは折角の休日が台無しになってしまうことを考えると、こういう道具にお金をかけるべきです。
しかし、オフトン1400とエアーマットを最安値で購入したとしても
合計税込で48000×2+19000×2=144000円。うーんこれはとても手が届かない問う方はコールマンのエアマットはそれなりに信頼性があると思います。これなら
48000×2+9900=105900円(税込)で4万5千円近くは節約できますね。
Coleman(コールマン) キャンパーインフレーターマット/W 2000013057
価格:¥ 9,990~
■サイズ:使用時/約195×130×厚さ4cm(ピロー部/6cm)、収納時/約直径24×70cm
■重量:約3.5kg
■材質:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
■付属品:収納ケース
スノーピーク(snow peak) グランドオフトン ダブル1600 BD-051
価格\78,624円 ■セット内容:掛け布団、マット、掛け布団用収納ケース、マット用ポンプ収納ケース
■材質:掛け布団 表地・収納ケース/高密度ナイロンタフタ、掛け布団 裏地/ネル生地
■中綿/ウォッシャブルダウン1600g(ダックダウン80%・フェザー20%)
■材質:マット 表地/75Dポリエステル、マット 裏地/75Dポリエステルノンスリップ加工、マット インナー/TPUフォーム、マット バルブ/ABS樹脂
■サイズ:掛け布団/1700×1800mm
■サイズ:ダブルマット/1260×1930mm
■収納サイズ:ダブル掛け布団/φ380×580mm
■収納サイズ:ダブルマット/φ250×740mm
■重量:ダブル掛け布団/3.7kg
■重量:ダブルマット/3kg
このセットはオフトン1400相当の品質のシュラフのダブルで、エアシート2つ分がセットになっているものです。エアシート自体十分温かいので、これに固定して掛布団方式という発想でコストダウンした商品。ホテルなでも、家族3人ぐらいならダブルベットで十分という経験をした人もいると思いますが、サイズもエアシートが横1m20cm×縦1m90cmありますので小学校低学年のお子さん1人では家族3人で一緒にねても問題ないと思います。特に冬場はくっついて寝た方が実はあったかいのではないでしょうか?
ダブルシリーズの特徴
保温性と寝返りがうてる快適性を実現した折り返し金具
グランドオフトンの掛け布団部分に搭載されている「折り返し」金具は、体を動かしたときのマットと布団の隙間をつくりにくくして冷気の侵入をブロックする優れもの。さすがに真冬の-10度みたいな環境では家族でキャンプというのも無謀ですが、秋冬の3,4度のキャンプでしたら十分なシュラフだと思います。勿論このタイプは夏の場合も掛布団、敷布団が分離するのでオールシーズン利用できますね。
オフトンダブルのセット内容
掛布団とエアシート2つ分+エアマットにはポンプ付収納ケースがついて7万円台は個別に購入する金額の半分ですみます
価格:¥ 15,980~
■サイズ: 約210cm×80cm/50cm(マミー型)
■TEMP:-15℃~-10℃~0℃(快適温度-10℃)
■素材: 外部 ナイロン100% 中綿 ダウン90%(1500g) フェザー10%
■重量: 約1100g
■オールシーズン使用可能な高機能タイプ!!防水加工がしてあります。
MerMonde(メルモンド) 高級ダウン 寝袋 シュラフ マミー型 【最低使用温度-30度】 真冬対応 FX-21 ブラック
価格¥9,480円~
■原産国:中国
■【サイズ(約)】 200cm×70cm×40cm
■【収納時サイズ(約)】 50cm×24×24cm
■【重さ(約)】 2.1kg
■【耐寒範囲】 -30℃ ~ -15℃ ~ 0℃(快適温度-15℃)
■【素材】 外側→ナイロン100% 内側→ポリエステル100% 中綿→ダックダウン90%・フェザー10%
■【JANコード】 4573190040249
秋冬のキャンプは冷え込むので、寝具周りは決してケチってはいけないと思います。特に小さなお子さんがいるキャンプでは、いくらコスパといってもきちんとした機能があるシュラフやエナ―マットなどを装備することがおススメです。よく1万円以下で安い!と一瞬思うシュラフなどもありますが、安いものには必ず裏があるとも言えますので、快適なキャンプをするためにも、それなりのものを選んでおくと、実は長く使え、洗濯もできて費用対効果は抜群にいいということが分かると思います。
よくお子さんのいないケースですとコットに寝袋で冬を過ごす人もいらっしゃいますが、やはり小さなお子さんは、エアマットを敷き少し位寝返りができる、もしくは手を伸ばせばすぐにそばにいる状態の方がお進めです。
道具にそこまでお金を書ける必要なないかもしれませんが、おそらく秋冬キャンプをしようとおもう方は、初心者からスタートしてある程度キャンプにハマってきた人だと思いますので、この点のポイントは理解たいだけるのではないと思います。
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