2020年07月14日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
ライフ・その他
タグ:
キャンプ
,
ソロキャンプ
ここ数年個人的にはソロキャンプブームなのですが、6月から7月にかけて、平日は仕事、いざ週末キャンプでもいこうかなーと思うと、雨・・・。ということが多いのではないでしょうか?
週末雨マークの天気予報を見て、「あっ今週末はダメだ・・」と普通の人でしたら考えてしまうのかもしれませんが、実は、雨の日のキャンプには、得意ソロキャンパーをする人にとっては、独特な趣というか、風情とうかがあり、実は、晴れた日以上に楽しむことが出来るように思います。
忙しい仕事の合間に、ふと充電したいという人にとって、限られた週末の天気を気にすることなくアウトドアができるようになるというのは、メリット大ではないでしょうか?
まず、雨の日キャンプで一番面倒だと思い浮かぶのが、テントなどの撤収。そして次が・・焚き火ができない・・・というところでしょうか? ドーム型、ソロ用などいろいろなテントがありますが、私の場合、雨の日キャンプについては、以下の形をとることで、こういう問題を解決しています。
- タープだけ宿泊する
- タープの下で焚き火する
まず、装備は最低限にすることが前提となります。家族で行くキャンプの場合は木の棚や、さまざまなキャンピングギアが詰まったケースなど車の荷台から全ておろしてセッティングしようとしますが、私の場合、雨の日は、本当につかうものを最低限セッティングします。
だいたいですが・・
- タープと焚き火台
- クーラーボックスやのこぎりとか、ナイフ類とか火をたく道具と最低限の調理道具
- シュラフとコット
(あえてテントは張らずにタープの下にコットをおいてそこにシュラフという形)
といったところでしょうか?
棚などは使わず、椅子を代用したり、焚き火用に購入した薪をモノを置く台座にすることで、荷物を極力車から降ろさないようにします。
また、タープを張ることで、基本的にタープの下に置いてあるものは基本蒸れないので、雨が降る中での撤収の際は、はじめに中の道具をしまい込み、最後にタープをそのまま大きなビニール袋に入れて撤収してしまえばOKとなります。
実は、タープ自体の構造は至極単純。基本的に前後のポールのみで支えるためなのですが、タープ自体がだいたい四角形の形をしていて、ぐるぐる巻きにして濡れたまま撤収しても、家のベランダや庭ですぐに乾かすことができるので雨が降る中の撤収も全然億劫に思う必要なしです。
また、1時間ほど雨が止むようなときは、タープをはたきながら、タオルで軽ーくふき取って乾かすとすぐにタープって乾いてしまうんですよね。
そういう意味では、あえてテントを設営せずに、タープのみキャンプするというのは非常に手軽で、ソロキャンプなどにはピッタリなテクニックだと思います。
ナイロン製のタープの下で焚き火をすると、タープに穴が開いてしまうのでは?と心配になる人が多いのかもしれませんが、私の場合は、臆することなくタープの下で焚き火をしています。
タープの張り方も工夫次第でいろいろあるのですが、共通してポール近くの一番タープが高くなるところで焚き火を擦るようにしています。
それなりに雨が降っていると、タープが濡れていて、実はとあることに気を受けて焚き火をやっている限り、ほとんどタープに火の粉で穴があくようなことは私の経験上ないです。
逆に晴れた日にタープの下で焚き火をやると、ちょっとした火の粉でも、ミクロな穴がしっかり開いていしまいますので要注意です。最近では、火炎という名前で、コットンを含んだ火につよいタープなんかも流行っているようですが、いずれにしても、晴れた日はわざわざタープの下で焚き火しなくてもいいわけですし、あえて高い金額を支払ってそのようなタープを買う必要なないと思います。
雨の日のタープ下で焚き火を行う際の注意ポイント
超簡単にまとめると、キャンプファイヤーのように、無邪気に薪をくべまくって火力を大きくしないこと。これにつきます。
具体的には、下記4つのポイントに中止して雨の日にタープ下での焚き火をすれば、ほぼタープに穴が開くことはないです。
- 火起こし後の焚き火のくべ方は、しっかり巻き割りした細めの薪から火を起こして行く
- ある程度炭火が出来て火力(温度)が安定してきたら、薪は基本1つずつ燃やして行くようにする
- 太い薪は1つずつ、調理したりする際に火力調整する場合は、巻き割りした細い薪を数本ずつ使って火力を適度に調整する
夜の暗闇の中、タープに打ち付ける雨音を聞きながら、しんみりと焚き火を行うというのも結構いい感じです。梅雨真っただ中ということもあると思いますが、私が出かける週末はほぼ必ず雨のことが多いのですが、逆に雨の方がキャンプ場も適度に空いていて、しんみりとしたキャンプが楽しめるので、これはこれで、結構おススメです。
夜になって土砂降りになった時のキャンプ
タープの張り方や、コットなどで直接外で寝るのはちょっと・・・という人は、ソロ用に小さなテントなどを組み合わせることでかなり快適に土砂降りの中でも雨音を聞きながら快適に過ごすことができたりします。
というか・・タープに打ち付ける雨音を聞きながら焚き火を燃やして焼き肉しながら一杯飲むというが個人的には気に入っています。
私の使っているタープは本当に一般的なタープです。
コールマン(Coleman) タープ ヘキサライト2 2000028618
見てもらえればわかると思いますが、普通に家族ずれが張っているようなタープです。
ただ、タープの張り方を知っているとさまざまな形での野営タープ張りが楽しめたりします。
カタログ通りに2本のポールを使って張ったタープ。
まぁこの下にコットなどを置いて野営するのもありですが、この張り方の場合、タープの端と地面の距離が離れているので、実は雨の日の場合、タープの下に置く荷物に、雨が跳ねて結構濡れたり、汚れたりするのであまりお勧めできません。
小川張り1
小川張りって難しいように主かもしれませんが、普通のタープの張り方に追加で延長ベルトを使って片方のポールへタープを吊り下げる力を分散し、あとは、タープのすそ野をどう固定するかで、タープ空間が大分違ったものになってきます。
延長ベルトを使うことで、タープの反対側を低く保つことが出来る張り方だと言えます。小さなテントと組み合わせて焚き火をしたり、ゆっくりする空間を前室に確保しつつ、後ろの方に小さなテントを組み合わせて雨を避けながら、快適な寝室も確保したい場合には最適なタープの張り方だと思います。
上図は、延長ベルト側のタープを直接事前にペグ打ちしたケース。
図形の問題みたいですが、この場合、タープは延長ベル型に傾いて地面に近く接するようになるので、結構秘密基地間が出るようになります。地面とタープの距離が近くなるのでプライバシーを確保できるような空間が作れるわけです。
ただし、要注意なのが、風につい良い時などの場合、この張り方ですと、タープに風がもろに当たり、抜けなくなるので風に力でポールが倒れる可能性が大です。雨は降ってはいるが穏やかな風の日にこの張り方をトライするといいと思います。
小川張りタープに小さなテントを組み合わせた時にイメージはこんな感じ
小川張り2
(風が強い時に風の抜けをよくする張り方)赤まるで囲んだところをよく見ていただくと分かると思いますっが、事前に直接ペグ打ちせずに、タープ付属のロープを追加し、ペグ打ちすることで、タープ裾野が広がり、風が抜けるようになります。
秘密基地間は若干若干なくなりますが、タープの中も広く使えるようになるので、風が強めの雨の日にはおすすめな張り方です。
ちなみに小川張りをするためには、↓のような延長ベルトを購入するといいです。
自作している人もいるようですが、結構な力がかかるので、ちゃんとした製品を買った方がいいと思います。キャンプ場によっては小川張りしていて強い風でベルトが切れたりしてポールが倒れることでケガや事故の原因になる事も考えらます。
ちなみに色ですが、私の場合は、夕方などでも目立つ赤を使っています。黒もかっこいいのですが、野営地などでは、背景と溶け込んでしまい頭をひっかけてしまったりしてしまいそうだったので赤がいい感じです。
内容(Amazonより):
プライバシーを重視した張り方1
ソロキャンプで定番の一番簡単なタープ野営スタイルですね。
ポールは一つだけ、前側の居住スペースを確保するために、前側のみロープを使ってペグ打ちし、反対側は全てタープを直接地面にペグ打ちするスタイルです。
ポールがない分、風に強そうだと一見見えるのですが、はやり風が抜けないので、強い風の日には、一工夫が必要。
プライバシーを重視した張り方2
(風が強い時に風の抜けをよくする張り方)小川張りの時と同じようにタープ反対側にも、赤枠で囲んだようにロープを使ってタープを広げてペグ打ちすると、風通しが良くなり強い風が吹いてもタープが倒れることが亡くなります。
最後に・・・
仮にタープに多少の穴が開いてしまったとしても、補修テープなどで穴をふさげばいいだけです。
ちなみに私は今3つほどタープをもっていますが、ソロで雨の日キャンプをするのには、コンパクトなコールマン(Coleman) タープ ヘキサライト2 2000028618をいつも車に積んでおいて、使うようにしています。実は、昔家族で晴れた日のキャンプで隣の焚き火で穴が開いていたりしているのですが、補修テープを張ってそのまま使い続けています。
かれこれ購入してから6年以上は立っていると思いますが、この商品ずっと売られているのですね。何がいいかというと、収納ケースがめちゃくちゃコンパクトだということ。また遮光性も十分で、晴れた日の日よけも万全、雨については、数十回土砂降りから嵐のような日も使っていますが、びくともしません。
コールマン(Coleman) タープ ヘキサライト2 2000028618は、車の荷台にいつも積んでおける大きさなのが便利です。(赤枠で囲んだスペースのみで足ります。小さな折り畳み椅子よりも小さく、本当に収納スペースとりません。)
実は先日、夜土砂降りが明けて、翌朝晴れたので、そのまま焚き火をやっていたのですが、ミクロベースの小さな数ミリほどお穴が開いてしまいました。もちろん補修テープを張ってそのまま使っていますが、はやり雨で濡れていない状態だと、本当にミクロな火の粉でも穴が開いてしまうという事を改めて学習する良い機会でした。
いずれにしても、タープに補修テープが張ってあったとしても、道具は使ってなんぼなので、それがカッコ悪いとか思う必要は全然ないと思います。
逆に、ちゃんとギアを使いこなしている証ぐらい思いつつ、道具に使われるのでなく、補修しながらも使いつぶすという心構えがちょうどいいのではないでしょうか?
2020年07月14日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
ライフ・その他
タグ:
キャンプ
,
ソロキャンプ
過去の記事