midium:実は原文は「ゴールに向かってなりたい自分に変身する方法」と題された記事で大人向けの内容ではありますが、行動を変えるとメカニズムを理解することで、目標に向かって必要な忍耐力や集中力を付けることができるという内容でしたので、今日は小さなお子さんをお持ちの方にこの考え方を「子供の教育に」生かせる方法などについて簡単に整理してみました。よろしければ、是非夏休みになどを活用して、お子さんと一緒にやりたいことやなってほしい事などを結び付けて、2分ルール化することで新学期から今までとは変わったお子さんが芽生えるように一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか?
子供が生活する環境を考えると、現代社会では、テレビやスマホなど日常生活で触れるメディアは受け身なものが多いことに気付くと思います。仕事に家事にと両親は毎日が忙しく、子供のことは結構放置してしまったりすることも多いのではないでしょうか?人間の個性やこれからの行動様式を形作るメカニズムには、以下のような3つの要素があるそうです。まず、「その個人が最終的に周りから認識されるであろう人物像」、そしてその人物像を形作る具体的な「行動と実践」最後に「本人のアイデンティティ(自分はこういう奴だと思う像)」の3つなのだそうです。
図だけではピンと来ない人もいらっしゃると思いますので具体的な例を挙げてます。
[Children's Identity] 本人の個性・アイデンティティ
・算数が好き(得意だ)
・本に書かれていることを知りたい
・自分で物事の整理をすることが好き
[Children's Performance] 日々の行動・積み重ね
・毎日本を読む、毎朝ミニ計算をする
・週末家族と●●する、週末子供と●●する
・クラブ活動する、友達と○○する
・塾へ行く、習い事をする
[Your Appearance] 周りのどのような子供に見られるか
・活発・スポーツ万能である「運動が得意な人」
・集中力があり、落ちつているそして持続力がある:「勉強ができる人」
・おっとりしていて朗らかである:「やさしい人」
どうでしょう。イメージがつきましたでしょうか?
まずはアイデンティティが形成され、それによって日々の行動がなされ、最終的にこういう人だ!とみなされるようになると説明されています。ではそのアイデンティティはどう形成されてゆくのでそうか?参照している英文記事では、行動や習慣の根源は、アイデンティティに由来するものである、よって自分のアイデンティティを変えることができれば習慣や行動も変えられると説かれています。でもアイデンティティって言われたも難しい概念ですし、ましてや子供が抱く自身のアイデンティティをどう変えると言われてもしっくりこないかもしれません。
難しいお話を敢えてしましたが、実はこのアイデンティティは、「こうなりたい!」と思うイメージを分かり易く子供と共有することから始まると言えます。例えば、これから夏休みシーズすが、子供がカブトムシが欲しいという願望があるのなら、じゃぁ夏休みになったらカブトムシを取りに行こう!そしてカブトムシを家でかおう!と子供がイメージできるゴールを分かり易く共有し、1日2分でいいから昆虫の本をよみましょうね。そして昆虫博士に近づいたらカブトムシをとりにでかけようね。みたいなことを沢山子供とコミットしてみてください。例えば、おもちゃが欲しい、ゲームが欲しいという子供の願望があるようでしたら、毎日2分間、四則演算ドリルをやって全部あっていたら50円ポイントとしてあげようか!それをためて2か月後に欲しいモノを買いに行こうね。みたいなことなどもありかと思います。アイデンティティを形成するために、子供の目線にたった興味関心毎をベースに、こうなってほしいと思うイメージと重ね合わせ、あとは1日数分無理のない範囲で「継続できる何か」に置き換えてみてください。そうすることで、子供のモチベーションと継続する力、集中する力がつくのではないかと思います。
などでも紹介してきましたが、「子供目線の欲求」を「親目線でのこうなってほしい」と思うイメージに置き換えてみることで日々継続して出来る「何か」沢山見つけてみることからやってみてはいかがでしょうか? あと数か月で夏休みになりますが、この夏休みを活用して子供と一緒に開拓してみるのもいいかもしれません。
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