2014年03月09日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
アカデミア
mashable:天の川銀河に存在するほとんどの恒星の周りには惑星が周遊しているそうです。その中でも地球から近い赤色矮性(せきしょくわいせい)8つについて絞り込みその周りを周回する惑星の軌道についての調査結果がイギリスで発表さました。その結果、恒星からの軌道距離より、水が存在し、生命が誕生しうる地球軌道を持つであろう惑星が複数発見されたそうです。
太陽ほどの大きさの恒星(赤色矮性)は1500億の恒星が存在すると言われている天の川銀河の70%以上を占めるようですが、銀河系の中にも地球以外の惑星に生命体が存在していてひょっとしたら人類以上に高度な文明を築き上げているようなこともありうるお話となりそうです。
天の川銀河に存在する恒星は、およそ1000億個。その恒星の75%は赤色矮性なのだそうです。赤色矮性というのは簡単にいうと太陽ぐらいのサイズの恒星なのだということですが、そのような恒星を回る太陽系外惑星が無数に存在しているということが改めて認識されたということですね。
NASAのケプラー計画では、自ら光を放たない惑星の探査衛星により太陽系外惑星について調査研究が進められていると聞いていましたが、今回のイギリスでの発表は、欧州で運用しているHARP(電波望遠鏡)とUVES(紫外線望遠鏡)により観測された内容だそうです。HARPもUVESも宇宙からくる電波を解析するもので、ちょっとした揺らぎなどを感知するうことで、恒星と恒星の間の見えない空間に何かしらの質量を持つ惑星が存在することを解析する技術だと言われています。
近いもので、15光年から80光年。おのそのの恒星系で、地球と太陽の公転周期距離の0.05倍から4倍程度の惑星が複数発見されたそうです。距離にして大体9300万キロから1億500万キロの距離なのだそうですが、恒星の大きさ、活動状況によっては、水が存在できる距離なのだそうです。これら研究成果は、2009年にNASAで打ち上げられたケプラー宇宙望遠鏡の観測データを後押しする内容で、これまでの研究で予想されていた赤色矮性が程よい軌道に地球サイズの惑星を有している事について一歩前進した研究成果として今後面白くなりそうです。
2014年03月09日 ネズミ1号:略称「T」
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