2013年10月14日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
アカデミア
タグ:
就活
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理系
ダイヤモンド:即戦力を持つ人材を育てるために、文理融合型の学部も登場。リーマンショック後の理系が就職に有利になっているそうです。ダイアモンドの記事にはその理由として「実験やゼミなどでしごかれているため、論理的な思考力など、素養がしっかりしている。しかも数学を勉強し、さまざまな分野で応用が利くことが強み」だと採用担当のインタビューが紹介されています。本ブログではMOOCsなど大学の講義がオンラインで無料化される時代という話題も紹介しましたが、単純に理系ならいいのか、企業が求める人物像について、現在ビジネスに携わっている一個人として考えてみました。
では、近年のビジネスについて即戦力という点でどんな能力(コンピテンシーがあるといいか?)実際に自分の部下に欲しいと思う人材について5つほどピックアップしてみました。
- 高校3年生レベルの数学知識
・四則演算は暗算できること
・統計学(推計、検定などの理論が理解でき実際に活用できる)
・幾何学/微分積分/(複雑な事柄をビジュアライズし考えることができ、効果や予想値を独自な発想で試算したり、まとめることができる)- コンピューターサイエンスにかかわるある一定の知識
・コンピュータのチップレベル、ネットワークの知識(パソコン通信のプロトコルから、TCP/IP、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベースに関する知識と実践)
・サーバーサイドプログラム、フロンドエンドコーディング、組み込み系(Java・C++系)プログラミング経験・開発経験
・Android/iOSにおけるクラサバ開発経験
・モバイル・スマホを中心としたITマーケットの基本知識- 経済学・マーケティングの知識・法律に関する知識
・税務関連の知識、B/S、P/Lがかけること、マーケティングプロセスの基本を完全に理解していること、知財(商標、ライセンス等)、労務、法人関連の各種基本的な法律知識- 歴史の知識
・日本、国外の基本的な国々の中世ぐらいからの知識と近代史、当に直近20年ぐらいの歴史- 語学力
・英語、その他第二外国後あれば等
この他あえてあげるとしたら、office professinalを玄人レベルで使える事。(Word,Exce,ppt,Access全部)という感じでしょうか?
私は一般的な企業で役職者を行っていますが、条件はなんでもいいから理想の新卒君を私の部署に割り振るからどいうポテンシャルの人がいい?って聞かれたら無責任ではありますが、上記のような条件を人事担当に打診してみたいところです。
正直若い人に文系型のハイパーな戦略期待はもうできないと思っています。文系型の人の強みは結局のところ、人脈力と人間力、それにまっとうな論理的思考があり会社にたいする忠誠心。この中で企業が期待することの9割は人脈やマネイジメント力ではないでしょうか?
ちょっと厳しい言い方をすると、新卒でマネイジメント力があり、人脈がありとう人はほぼゼロなので、結論からいうと単純に文系学部を卒業しただけですと即戦力としては、厳しいという風潮が最近出てきているかもしれません。
当然理系出身であっても、経済に関する基本原理もしらないとか、マーケティングについての知識がなとかいう感じですと厳しいです。バリバリのシステムエンジニアならともかく、一般的な企業に入社する以上、特に事業会社ならば、開発者も、消費者に関する何かしらの知見を有する必要がでてくるものです。
ここ最近、私の周りでも、海外からの優秀な学生が流暢な日本語を使いながら活躍している姿を見ていると、就職するためにhogehogeというよりは、世界のハングリーな人々と戦うことになるんだという観点から、お子さんの人格や武器を磨くための大学選を選んでみるというのも一つの考え方となるかもしれません。
2013年10月14日 ネズミ1号:略称「T」
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