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99ドルで発売されるAmazonのファイヤーTVの実力とAmazonのしたたかな戦略を想像してみた。

2014年04月08日 ネズミ1号:略称「T」
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mashable:今週水曜日にNYのイベントで発表されたAmazonのFireTVですが、価格はなんと$99。手のひらサイズのフラットな躯体にはクアッドコアプロセッサーと2GBのRAM(メモリー)、専用のビデオカードがついているそうです。AndroidベースのOSとHTML5完全対応で、今後お茶の間プラットフォームに本格参入を宣言したとも言えます。現在はセットトップボックスですが、Appleが数年前から検討していたようなAmazonテレビなども近いうちにでるかもしれませんね。ではAmazonFireTVの機能について以下で整理しましたのでご覧ください。


 

 

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予測エンジンによって事前にコンテンツをロード

予測エンジン「ASAP」によりユーザーが閲覧するであろうコンテンツを予測し、事前にロードしておくことが可能となり、リモコンで選ぶとバッファリング時間なしに即再生が可能となるようです。この機能は数回コンテンツをみることで学習されるようです。

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音声コマンドを受け付けるリモコン

シンプルなリモコンは、音声で検索や、アプリの起動からさまざまな操作を行うことができるそうです。入力をどうするかがリビングでの課題でしたが、音声コマンドを実装してきたようですね。

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ゲーム

FireTVはゲームコンソールクライアントとしても機能するそうです。MinCraftやThe Walking Dead、Monsters Universityなどが提供されるようですが、基本は無料。有償なものでも$1.85で遊べるそうです。

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スマートフォン・タブレットコントローラーアプリ連携

付属リモコンじゃぁという方は、スマホやタブレットに専用アプリをインストールすることで、コントローラーとして使えることが可能となります。
ベンダーにとっては、ニンテンドーWiiⅡのようにテレビ画面とスマホ・タブレット画面を対象としたゲームの開発などもできるようになるかもしれません。

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その他:別売りのゲームコントローラーは$39.本格的なゲームを楽しむ場合は、これを買ってもいいかもしれません。

まとめ

ネットテレビとオンデマンド映像ビジネスとゲームコンソールビジネスに一気に本格参入するAmazonですが、今後お茶の間スクリーンをめぐる戦いは幕をきりそうな予感です。XboxしかりPS4しかりですが、家庭用ゲームコンソールが3万とかする中1万円程度で3つの機能がそろった端末がでてくるとなると面白くなるかもしれませんね。ゲームについては、AppstoreやGooglePlayなどのスマホプラットフォームができることで、いままで5800円で売れていたFFなども1500円ぐらいでしか売れなくなり、300円とか500円が平均的な有償ゲーム価格となり価格破壊がおきましたが、同時にフリーミアムモデルが既存ゲーム市場を超えるようなブームも巻き起こしました。Amazonでは、更に基本ゲーム無料(当然フリーミアムだと思いますが)有償も平均1.85ドル(実はこれもアイテム課金とかありそうですが)まで押し下げてきているようですね。

私ははじめAmazonなら北米のプレミア会員向けには無償でくばるのでは?と期待していたりもしたのですが、あるいみTivoみたいなモデルになるのかもしれませんね。Tivoが番組表データをベースとしたHDDレコーダーとすると、現代では、予測AI・エンジンをベースとしたリビング情報スクリーン。手持ちのデバイスともシームレスに連携可能。決済なんかはAmazonアカウントで。という感じなのでしょうね。大手ITプラットフォーマ―は今後金融業(決済含む)へ乗り出そうとしていると見ていますが、デジタルコンテンツだけでなく、TVショッピングに代わるようなAmazonならではのリビングECなども当然検討しているのでしょうね。ポイントと決済とクーポンやらO2O、コンテンツこれを制する企業はどの企業になるのかこれからが楽しみです。



2014年04月08日 ネズミ1号:略称「T」
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