2013年10月02日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
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NISSANHPより:たまたまDMが届いて見たのですが、最近の軽の装備は高級車並みになっていることに驚きました。テスラのタッチパネルについても以前に触れましたが、タッチパネル式のオートエアコンが装備され、今までオプションだったような両面リモコンスライドドアやアラウンドビューモニター(リアにギアを入れると複数のカメラの画像を配置し、車の真上から見ているような映像がモニターに表示される)といった装備が標準で付くようです。
ホンダNBOXのヒットにならい、日産でも市場の反応の良かったデイズブランドでハイトワゴンを2014年初頭に発売するようです。NBOXの価格帯が130万円台からということでこの価格対にぶつけてくるように思います。NBOXがデビューした時も、軽自動車にメルセデスのEについていたSBCのような踏み込むと車のブレーキがかかり、アクセルを踏むとブレーキが外れるといったブレーキbyワイヤー的な装備や、急ブレーキ時にバックライトを点灯させるような装備、これまたEクラスなどについているESPのような横滑り防止装置や。助手席エアバックなど、高級車並みの基本テクノロジー装備が実装され驚いたものです。
- ※SBC(SentronicBrakeSystem)。EクラスやSクラスに採用された別名ブレーキbyワイヤーとも呼ばれたブレーキシステム。油圧によらず、コンピュータ制御によるブレーキステム。リコールなども問題が起きたようですが現在では信頼性は安定しているみたいです。
- ※ESP(ESP(ボッシュ社が開発しメルセデスベンツが一番早く導入をしたElectronicStabilityProgram)、一般的にはESC(Electronic Stability Control)などとも呼ばれているようです。
ホンダNBOXの装備例
まだ、ティーザーサイトなのでここで紹介されている装備が標準装備なのかオプションなのか不明ですが、サイトを見る限り標準装備であると想定させていただきました。いや、逆にこうように訴求していて実はオプションでオプション実装すると実は車体本体だけで100万後半なんて落ちがあったら誇大広告として訴えてもいいと思える内容となっています。
では、日産のホームページより豪華装備について引用させていただきます。
普通ワンボックスなどでもリモコンスライド片側が一般的です。両側となるとオプション装備車多いです。これが標準だとしたらお値打ちものです。
インスツルメントUIにタッチパネルを採用してきましたね。テスラでも触れましたが軽で実装されるとメルセデスやBMを乗っている人はちょっと..と思ってしましいそうです。メルセデスなどはBMの真似をしてコマンドシステムなど入れていますが、どうも使いにくい感じです。それからモニターも16:9とかにしてほしいものです。なんか安っぽい。
バックモニターがつくだけでもということろに、アラウンドビューモニターがついてきます。こちらはデイズでオプション3.5万となっていますがこれも標準装備になるのでしょうね。他メーカーですとこれまたヒットしたマツダのCX-5などにはバックモニター+右側カメラの映像がバックミラーに映し出される装備がありましたが、ヒット車のいいとこ取りという感じのようです。
スーパートハイトワゴンと命名しているのでNBOXに匹敵する室内空間にて設計されているものと思われます。NBOXが福祉車両展をきっかけに室内が広い車を作ろうということになったようですが、アウトドアなどユーザーなどに人気になりヒットしたと聞いています。この装備で室内空間となると売れそうです。
以上は、どちらかというガジェット的な装備ですが、足回りやブレーキ周りなどESP(緊急ブレーキ回避システム)のような装備などがこのパッケージにのってくるとしたら最強のお値打車ということが言えると思います。
現状デイズを見る限りESP的な機能はなし、アイドリングストップ機能は実装されているようです。ESPのような機能は足回りやブレーキ周りの制御が入るのでコスト高となり・制御の複雑化という点で故障率などの課題もあるということで、この部分を削り、上に挙げた装備を標準実装してきたということなら日産の人はきちんとマーケティングしているといえるかもしれません。
なぜそう思うのか?それは、そもそもESPなどはおそらくターゲットとしているであろう一般の主婦や女性、若者・若年層の方はあまり意識しない装備だと思うからです。だって軽でそんな危険な運転する人ってあまりいないと思いますし、私個人としてもESCのような装備がついていたとしても普段そんな機能があるなんて意識することは正直ないですね。あるとしたら雪道でブレーキをするような時ぐらいだと思いますが、東京に住んでいる私の場合、雪道を走ることは殆どありません。
このようにターゲットとする消費者が何を求めているか、また彼らにとってわかりにくい装備を削り、ニーズに合わせた装備をリーズナブルな価格条件としてパッケージングするという考え方がやっと日本メーカーも行うようになったんだなぁと我ながら勝手に想像させていただきました。
日産やトヨタは軽自動車を長い間作らなかったメーカーでしたが、トヨタはダイハツを参加に入れ軽自動車へ実質参入、日産もモコを皮切りに軽自動車市場参入してからここまで来たかという感じです。
新車で売れている車のほとんどが軽(ケイ)になっているということですので、3ナンバークラス車に本来実装されるような装備や最新技術がここ最近軽に実装されているのも納得です。昔なら600万円ぐらいの車にもついていないような装備が100万円台で燃費も実質20キロー近く走る軽に実装されるのですからいい時代になったものだと改めて関心しました。
普段使いする車としては100点かもしれませんが、それでも100万円以上の出費となる訳でそこには何かとデザイン性や個性といったストーリーなんかが欲しくなるものです。トヨタなどはダイムラーなどから設計図をわけてもらいクラウンなどのデザインの参考にしたこともある(YANASEの営業マンから聞きました)等あったようですが、ここ数年の流れをみるといいデザインになってきているように思いますが、フォルクスワーゲンやフィアット、アルファロメオ、パンダといったような個性的なデザイン要素も是非軽自動車に取り入れて頂きたいものです!
※当記事はあくまでも日産よりいただいたDMからサイトを拝見し、個人的な見解でこうなるであろうと推測したものとなります。実際の販売車の仕様・諸元表を忠実に記載している訳でないので詳しくは発売開始後、または正式なメーカー発表後の当該メーカーサイトで詳細をご確認いただければ幸いです。
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