2014年02月05日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
ライフ・その他
Whilpool:ITが生活の中にシームレスに入るとどんなに便利になるかがわかるデモです。CES2014に出展されたwhilpool社のCookTopという製品でもす。IHガステーブルとタッチ式の投射型スクリーンが一緒になったもので、料理をしながら、ガステーブル上にレシピを表示したり、キーボードを表示させてSNSでコミュニケーションをとれたりするデモです。こんなキッチンがあれば、スマートフォンやタブレットをが当たり前になった今では、至極普通で当然のようなものに思えてしまいますが、あるようでなかったコンセプトです。インタラクティブクックトップという名がつけられていますが、日本のメーカーからはこういったアイデアはでないものでしょうか?
「熱を発する調理中にちょっと。。。」と思われる方がいるかもしれませんが、忙しい主婦にとって料理をしながらレシピが見れたり、明日のお弁当の献立を考えたり、子供にメールを送信したりできたりしたらやはり便利便利ですね。
例えば、冷蔵庫のセンサーで感知した中に入っている食材をクエリーとして、最適なレシピを探したり、スマホ経由で、旦那さんに献立を知らせたり、主婦にとってはスケジュールカレンダーなども呼び出せたりするといいですね。
「日本のメーカーは、技術では勝っていても事業でまけてしまう」というお話をよく聞きますが、今や技術的な優位性も現場ではそこまでという感じでもあるようです。
Whilpool社のCookTopについても、おそらく、CPUやメモリ、ビデオ照射用のビデオカードやタッチする人間の指の動作を感知するセンサーから基本OSまで実はありものの組み合わせのだと想像しましたが、IT技術を活用した商品とはさまざまな技術をどうパッケージ化してバリューを作り出せるかという事いかに重要であるか、改めて考えさせられる製品デモだと思いました。
Apple社のiPhoneも「Designed by Appple in Califorlnia Assembled in China」とクレジットが印字されていますが日本の家電メーカーなども昔のGEのように主力家電事業を売却し高度な重工製品にシフトするか、近年のVIZIOといったように価格と発想力で勝負するか、AppleやWhilpool社のように「あっ」と驚くようなイノベーティブナ製品パッケージ力いずれかで勝負しなければ競争力は維持できないのかもしません。
ちなみにApple社はiOSで収益を得るモデルは捨て、それが組み込まれたハードウェアの売り上げで一時時価総額でMicrosoftを抜くにまで来た企業です。
OSまでもがコモディティ化し、製品を利用することで変わる生活感といった次元で付加価値を作らない限り、企業のブランドは廃れてしまう時代が到来したと言えるのかもしれません。
2014年02月05日 ネズミ1号:略称「T」
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