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中国で8時間もの間、国中からインターネットが使えなグレートファイヤーウォールの設定ミス!?

2014年01月25日 ネズミ1号:略称「T」
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newyorktimes:今週火曜日に、およそ5億人ユーザーがなんと8時間もの間一切のウェブサイトを見ることができないという障害が中国で発生したそうです。テクノロジーエクスパートによると中国のグレートファイヤーウォールで何らかの問題が発生したのはということですが、中国国内最大手のウィルスセキュリティ企業Qhioo360の調査によると、国内のドメインシステムのおよそ75%ものDNSサーバーが影響を受け、Webサイトの名前解決ができず多くのサイトが影響を受け国内最大手の検索サイトBiaduや中国最大のポータルサイトSina.comなども見れなくなったそうです。


 

 

グレートファイヤーウォールとは

グレートファイヤーウォールとは、中国国内と国外のトラフィックを監視し、さまざまなルーティングを制御することで、中国国内外のサイト閲覧などをブロックしたりしているファイヤーウォールとして有名です。今回の障害では、このグレートファイヤーウォールに何らかの障害が発生し、トラフィックがおかしなことになったと推測されているようです。

多くのネームサーバーからアメリカワイオミングに登記のあるペーパーカンパニー「Sophidea」ルーティングされていた

今回の障害の発端は中国からのトラフィックすべてこの「Sopidia」社のインターネットアドレスにルーティングされたことによるもののようですが、秒間数億ものトラフィックが集中し、一瞬にしてダウンしたのではないかと言われているようです。

Sophideaという会社はアメリカのワイオミングのとある雑居ビルに登記がある会社のようですが、物理サーバーがその所在委にあるかどうかは不明だとのことです。この会社が在籍するビルは1700平米のレンガ造りのビルで、入居契約は、イオミングコーポレートサービス社となっているそうです、この企業には、2000もの企業とのコンサルティング契約があるそうですが、その中の企業には、ウクライナ元首相がオーナーを務めていた偉業もあるとのこと。ちなみにその企業は、オンラインポーカー禁止法などの罪で罰せられたそうですし、その他では、アメリカペンタゴンに偽装したトラックの部品を納入したとしてこれまた問題があった企業なども含まれるそうです。

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※今回トラフィックがルーティングされていた企業が入居する建物の外観:(グーグルマップのスクリーンショットより)

ワイオミングコーポレートサービス社はグローバルにペーパーカンパニーを登記したり、法律問題に関するコンサルティングをするサービスを提供している企業のようですが、今回トラフィックがルーティングされていた「Sophidia」のその中に含まれているようです。しかし、企業の実態はどうなっているかは不明だそうです。

今週火曜日には、この企業のサーバーの中国からの多くのルーティングが集中したとのことで、中国メディアの間では、サイバーテロの可能性なども報じられているそうです。

原因は、ファイヤーウォールの設定ミス?

何人かの専門家は、今回の事象は、Sophdea社に関するリソースの閲覧をブロックしようとした中国当局により起こされたものではないかと推測しています。その裏づけの一つとして、Dynamic Internet Technologyのアドレスが火曜日の現象とともに中国当局によりブロックされたとの事。この企業はグレートファイヤーウォールを迂回し外部のサイトを閲覧できるプロキシ―となっていたようです。

アメリカ移民のD.I.T創始者Bill Xia氏によると、少なくともemailのログからはアメリカ国内のファイヤーウォールの設定ミスではないかといっています。このファイヤーウォールは中国国内のサービスプロバイダーのトラフィックをルーティング制御しているものだそうですが、これまた中国のグレートファイヤーウォール関連のものなのだそうです。



2014年01月25日 ネズミ1号:略称「T」
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