原文:Social Media and Mobile Trends for 2012より
冒頭では「めまぐるしいスピードで進化するソーシャル・モバイルについて数年前誰がこれほどになるか予想できたろうか?」ではじまり、2012年考えられそうなトレンドやアイデアについて予想したので注意深くウォッチしみください!ではじまっています。---当時2012年はこうなるであろうと面白い予測をした人がいましたので紹介します。
2012年は爆発的にソーシャルメディアが普及した年でしたが、内容は、モバイル(スマートフォン)の本格普及期が到来し、ソーシャルメディアのモバイルからの活用が半分になる。また位置情報を起点とした情報サービスの普及とモバイル・ソーシャル活用による放送番組とのコラボやスマホなどへのNFC普及によりロイヤリティプログラムやO2O決済サービスなどがローンチされるといった内容です。こちらは海外の記事ですが、日本の現状とあてはめてよそうが当たっているか検証しながら内容を紹介してみます。
ソーシャルメディアは常にリアルタイムに起きている出来事を共有したり、投稿したりするのに使われているメディア。多くの人がスマホやタブレットなどでコンテンツをシェアするようになると、モバイルからの活用が必然的に増加するとのこと。また特にスマートフォンからの利用によりパーソナライゼーションが加速されるとのこと。常にネットワークに繋がっているモバイル端末により今何を考えているか?なにが欲しいか?といったことが情報として企業につかまれるようになるそうです。
NFCチップス(日本のFelicaのようなサービス)が多くのモバイル端末に実装されるようになり、タップ&ペイで簡単に支払いができる斬新な決済サービスが広がる。またこれに合わせて新たなロイヤリティプログラム(ポイントプログラムやFSP(FrequencyShoppersProgram)などNFCチップ上で展開されるようになる。
※要するに、会員カードやスタンプカードなどがモバイル端末上に納まるようになるという感じ。
ゲームとソーシャルネットワークが統合される。ジンガ(Zynga社)やEA(エレクトロニックアーツ)社のようなゲーム製作会社のゲームがフェイスブックプラットフォーム上などソーシャルプラットフォーム上で簡単に遊べるようになる。これからゲームは手軽さ、簡単さから日常生活のあらゆる場面でいつでも遊びたいときに遊べる(時間つぶしする)ようなスタイルでプレイされるようになる。
※ゲームが誰でも暇つぶしにつかえるサービスになるということを言っているようです。日本でいうところの以前はやったライトゲームブームのような感じですね。
日本のテレビ局でもたまにやっていますが、TwitterやLineなどのタイムラインや会話を生放送で流して番組を進行しゆくというようなインタラクティブな放送番組が増えるだろうとのこと。また視聴者のリアルタイムな声がFacebookのウォールなどに掲載されて番組にフィードバックされることで、結果として視聴者がTVや放送に今まで以上に影響をもつようになるということです。
eBayとFacebookのパートナーシップに代表されるように今後Facebookアカウントで直接オンラインECサイトから購入・決済できるようになるではとの予測。Facebookなどは主力アクセス端末となるであろうモバイル上でEコマース商品やサービスを露出することで、ソーシャル×モバイルコーマスという図式でモバイルからのEC購入がポピュラーになるということです。またOpenGraphを活用し、知人からお勧めされた商品をFacebookクレジットで(Facebook上の信頼?)で直接購入できるようになるだとうとも言っています。友人が買っているものや友人が購入してよかったといってるもの、このほか、多くの人が「いいね」を押したり「シェア」したものをベースに商品リストを並べたり、選んだり比較するということも面白そうです。
多くの成功しているアプリは深くソーシャル機能をたくみに組み込んでいるそうです。ソーシャル機能を組み込むことで普段活用しているモバイル(スマートフォン)の機能を上手に拡張し、拡散効果や、エンゲージする効果を得ているとのこと。
モバイル端末上で必要とされる情報は、よりオケージョナルでかつリタイムリーなものになっていく。例えば友人と待ち合わせ前に、ちかくのレストランやバーの割引情報やおすすめなお店などを瞬時に探したりや、スカベンジャーハント(ガラクタ集めと訳されるようですが)チームで位置情報を駆使していろいろなものを探したり、取った写真を共有して投稿したりといったロケーション情報を活用したエリアマーケティング・キャンペーンなども企画されるようになるだろうとの事です。日本発のアプリで世界カメラというのがありましたが、拡張現実(AR)的なおもしろいアプリでした。このアプリの中でゲームや宝探しイベントなどが企画されたと思いますが、こうしたイベントやキャンペーンがより一般的になるだとうという予言です。
これは面白い予想ですが、どういうことかというと、ニュースサイトは徐々にソーシャルメディアまたはサービスに統合されてゆくだろうということです。例をあげると、FlipboardやRssReaderでニュースを読むようになっている人がイルカと思いますが、ニュースサイトでニュースを読む、探すのではなく、ソーシャル機能を有したフィードアプリやFacebookのウォール上で知人が紹介したニュースやTwitterタイムラインで発信されたニュースなどをきっかけにニュース自体を知るようになるという趣旨です。
これは考えてみると私もFlipbordやフィードリーダーアプリに登録したニュースや面白いネタを提供してくれるBlogなどのフィード登録したりとある程度必要な情報ソースを統合して効率的にニュースを読むようになっているなぁと思います。
以上、2012年のソーシャルメディアとモバイルトレンド予想でした。今2013年ですが、皆さん実際どうであったか是非検証してみてください。当たっているものもあれば、?のものありますね。
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