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SONYもレノボとPC分野で協業を模索しはじめる。

2014年02月02日 ネズミ1号:略称「T」
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電子機器、TV、PCはじめもう十数万払おうという消費者は存在しない!?安いもので十分

reuters:先日lenovo社とGoogleとの間でMotorolaの買収が成立しました。またIBMもAIサーバー(PCサーバー)事業をこれまたlenovo社へ売却することを発表しています。もはやサーバー製品から、パーソナルコンピュータまでユニットを組み立てるだけで、差別化の図れないコンピュータ製品では利益がでなくなりつつありるということが世界的な動きとして如実に現れてきていると言えます。
今回のソニーの報道は、土曜日にNHKによる報道が発端ですが、ソニー自身主力のエレクトロニクス部門における慢性的な赤字を解消すべくラップトップ商品 などにおいて、lenovo社と事実上のOEM契約を行うという交渉を行っているようです。VAIOブランドは残す方向で交渉しているようですが、 lenovoといえば、NECのノートPC、タブレット事業を吸収し、現在実質NECブランドで出ているタブレットやノートPCは中身はlenovo社の 製品となっているのは皆さんもご存知のことかと思いますが、VAIOもいずれそのようになるのでしょうか?


 

 

電子機器、TV、PCはじめもう十数万払おうという消費者はいなくなった!?安いもので十分

昔の音響機器を思い出せる人は非常にわかりやすいと思うのですが、以前はアンプやCDプレイヤー、MDやらカセットデッキやら高級機材が一種のステータスのようなものであったことがあります。デジタルシアターシステムなども今は昔という感じで、デジタル製品に数十万円かけようとう感覚の人って最近あまりいないのではないでしょうか?10年前ぐらいまでは、DVカムというデジタルテープビデオレコーダーが発売され、家のTVでもテレビ番組なみのきれいな映像がとれるということで、私も当時10万円(それでも激安というイメージでしたが)Panasonicのビデオカメラを買いました。ただ、16万円でかったSonyのBravia液晶TVでそのビデオの映像を見るととても見れたものではなかったので随分前からほこりを被っています。パソコンにしてもせいぜいもって4年。当時はスーパーコンピュータ並だとおもっていても3年も使っていると遅くなるようになり、最新のアプリケーションを実行するのが億劫になってきます。

ここまで話すと何をいいたいかわかると思いますが、数年で価値がなくなるようなものにわれわれ消費者は10万近くのお金はもはやかけようと思わないということになったということです。「時代を逆行するAppleのビジネスモデル。今後のApple社のストラテジーとは!?」や「Windows8/iOS7で考慮されたであろうマテリアル・オネスティについて」でも紹介しましたが、アップル社ではこうした流を組んでか否か、"マテリアル・オネスティ(不変の価値)"を自社の製品に盛り込むべく多大なる努力をしているようです。自社ハードウェア製品のコモディティ化を避け、不変の価値を演出しながら高級品としてブランドを維持し続ける努力です。実はアップル社は、ソフトやOSは無料で配ってでもH/Wを高値で販売しつづけるという今風のプラットフォーム支配欲の強いモデルから比べると実は時代に逆行しているモデルを貫いているともいえるのです。この裏には、熱れるなアップル信奉者がいるからこそできる事だと考えていますが、もはやデジタル製品というものは、機能自体で数万円近く支払う差別化要素を作ることが困難であり、ルイ・ビトンやグッチといったように、細かい部分にクラフトマンシップが感じられるような製品か、安ければ十分という製品いずれの2択しかないということになっていると言えるのかもしれません。

高級製品の製造を許される企業は、上位のごく一部、安くて十分な製品を製造できる企業は、グローバルに圧倒的な部品調達力と、ボリュームによる激安な価格設定力とうことになります。つまり中途半端な機能やブランド、スペック製品をいくら工夫して世に出しても、もう誰もお金を払ってまで買おうとは思わないし、さらに見向きもしないというフェーズに入ったと言えるのでしょう。

GEなどは、日本製電化製品が市場を圧巻するなかで、医療機器や航空機エンジンのシステムなどコモディティ化しない領域の覇者となった

実は日本の総合メーカーでも日立や東芝の決算は過去最高の結果を出しています。総合家電から撤退し、原子力やタービン、航空系の部品など重工業分野の事業へポートフォリオを再編することで、勝ち組になっています。
一方で総合家電の松下やソニーは苦戦しています。松下(Panasonic)は去年この状況を打破すべく、家電事業からの撤退、法人事業へシフトを掲げました。その中でソニーだけが五里霧中という状態で、つい最近も株価が急落したのもみなさんご存知のとおりです。

ソニーなどは放送ようプロ機材もやっていますが、今後は傘下のオリンパスなどのノウハウを生かした医療機器分野なども目指すそうですが、はやり東芝のようにCTスキャンなどもう少し高度な集積機器に焦点を当てないと厳しいかもしれません。

工場ラインと機材と部品があれば、どこでも作れるようなものはもうだめで、ノウハウと技術を集積した高度なプロダクトを手掛けない限り先進国の電子製品製造企業は今後厳しくなるかもしれません。



2014年02月02日 ネズミ1号:略称「T」
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