2020年08月17日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
時事・経済要点
2020年7月1日よりレジ袋が有料化されてから1か月半がたちましたが、思ってもみなかったような不便さに皆さん直面しているのではないでしょうか?
「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉がありますが、スーパー、コンビニなどで空気のようにもらえていたレジ袋が有料化され、事実上、庶民にとっては無くなったも同然となったレジ袋がこれまで果たしていた思いもよらない役割や影響についてちょっと面白おかしく考察してみました。
皆さんご存知のエコバック。レジ袋有料化に伴い買いそろえた人は多いのではないでしょうか?しかし、考えてみると、例えば家計を支える主婦などは、今までスーパーへ行く前に予め買うものを想定していっていたはずです。でも、たまたま店頭で、「あら、これいいかも!?」みたいな商品を目にして、ながら買いをしながら思ったよりも多く買い物をしてしまうという事がそれなりに多かったのではないでしょうか?
これまでは、お店の人が、買い物のボリュームに合わせて、大小さまざまなサイズのレジ袋を用意してくれていたのですが、それがもうないわけです。
いちいち5円、10円のレジ袋を買うのは気が引けるため、エコバックに入るボリュームに絞って買うものを吟味するようになった人も多くなったのではないでしょうか?
スーパーで一生懸命POPを書いたり、陳列を工夫しても、
エコバックに入る容量 = 予め計画していた買い物
という心理が働くようになるため、客単価はおのずと下がってしまっているのではないでしょうか?
「塵も積もれば山となる」といいますが、スーパーに限ったことではなく、コンビニなんかでもこらから更にこういう影響というのが積み重なってくるのではないでしょうか?
エコバックを買ったからもう安心という人は、1カ月弱たって思わぬ困難に直面しているはずです。なぜならば、これまでゴミ箱に入れていたレジ袋が亡くなってしまっているからです。
ゴミ箱のゴミを片付けたあと、新しいレジ袋をゴミ箱に入れようとして「あっ!」と気づいた人は多いのではないでしょうか?
特に主婦の方などは、毎日出る生ごみなどを都度レジ袋にまとめておいて、ゴミ出しの管理をしていたという人は多いのではないでしょうか?
レジ袋有料化から1・2週間すると、これまでためておいたレジ袋のストックが亡くなり、ゴミ出しやゴミ箱の整理の際に「はっ!」と気づくわけです。
我が家でも、妻から聞いたのですが、100円ショップやドラッグストアーで、ゴミ箱や生ごみの処理に使えそうな安価なゴミ袋やビニール袋が8月に入ってから売り切れ続出で、主婦同士で取り合いになっているような感じ・・となっているのだとか。
大体、世の中で環境という名のもとに施行される施策というのは、ほとんどが〇〇団体とか組織とか利権がらみのことが多いと聞きますが、このレジ袋有料化というのは、改悪以外の何物でもないと言えますね。
当然、コンビニやスーパーに対して無料で配っていた大量のレジ袋をサプライヤーとして納入していた業者にとっては、出荷数が激減するわけですし、有料化の一部を利権としてピンハネする人がいるのでしょうが、レジ袋サプライヤーからすると全然おいしくないような感じもします。
また、生ごみやゴミ箱のゴミの整理に使うまた別のゴミ袋が代わりに購入されて使われるわけで、環境にやさしいと言いながら、全然その目的を達成しているとはいえなさそうですね。
面倒なことを増やして、手間とお金をかけさせて、本当に余計なことをしてくれるなというのが今のところの所感でしょうか・・
まぁ、相対的に無題に使うことは無くなる訳ですから、資源の温存という点では多少なりともインパクトは出てくるのかもしれませんが・・・
2020年08月17日 ネズミ1号:略称「T」
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