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再生可能エネルギー価格と原油価格の関係

2021年07月07日 ネズミ1号:略称「T」
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原油が増産できるのになぜ価格が上がり続けている・・・原油価格のカラクリ

2016年下半期に入り原油価格が上昇し続けおり、ガソリンはハイオク160円越えるようになっています。

ここ最近の動きをみると、さらにガソリン価格があがりそうですが、家計にしてみたら、こういう出費がじわりじわり増えてゆくのは厳しい限りです。

こちらの記事を目にしたのですが、今年に入って先進国ではワクチン接種が進み、これまで1年近くロックダウンしていた経済から、本格的に経済を主導すべく動きだしているとのこと。

原油産油国は、1年以上にもわたるコロナ禍の元、原油の消費は、大幅に減っていたそうですが、こうした先進国の経済活動再開ともに、航空、船舶など移動手段に消費する原油消費量がパンデミック前レベルまで回復しつつあるそうです。


 

 

増産すれば売り上げがあがるのが分かっているのにそれが躊躇されている訳とは?

一方で、OPEC産油国は、パンデミック下での減産状況を継続して、原油が高騰しているという訳です。

つまり、このまま増産しなければ、さらに原油価格は上がるということですね。

一方で、原油を増産して大量売りして売り上げを上げたいという産油国と、世界がカーボンニュートラルへ向かうと決断し、コストが高い再生可能エネルギーを使う方向になってきていることを見据え、再生可能エネルギーの価格と合わせてこれを期に微妙に原油単価を高止まりさせて、それなりボリュームで末永く稼ぎたいという国とそれぞれの思惑と戦術が交差し、原油国間で原油増産に関する合意形成がなかなか図れないのだそうです。

つまり原油国カルテルともいえるOPEC内で参加原油国状況を踏まえた原油価格に関する思惑の違いからOPEC内の会合では増産するという方向においては合意形成が図れているようですが、どれぐらいまで増産するに関する「How much」については先に述べた思惑の違いから合意が図れていないです。

ということで、すぐに増産するぞ!という形にはならなそうですね。

再生可能エネルギー価格が元凶!?

これって結構難しいアンバランスな問題のようで、仮にパンデミック前並みぐらいまで増産した場合、ガソリンをはじめとして原油へのデマンドはある訳なので儲かる訳です。

ただ、一方、世界中で進むカーボンニュートラルの流れの中で、現在では割高な再生可能エネルギーについても、本当はいやだけれどもいやいやデマンドが増大して行くだろうという見通しも考えられます。

つまりバランスの問題で、下の2つの価格バランスが問題となるようです。

  1. 石油が安く供給されれば、短期的には薄利多売的な売り上げ増がみこめる
  2. 各国が補助金を出してまで進めている再生可能エネルギーが普及により再生可能エネルギーの価格はどんどん下がって行く。

つまり1をやっても、近い将来に2が短期で普及する前提となると、2が普及するまでに教授できる利益は目減りする訳で、 そういう未来が見えているならば、ある程度高い価格にしておいて、2の普及が進むまで利益をあげるだけあげたいと思う人達の力学も働くため、価格が高止まりしてしまうという事みたいです。

ビジネスなので利益を最大化したいというのは理解できるのですが、一般消費者からすると、全世界的な施策と現産油国との思惑の交差する状況下で、結局のところ在庫を増産できるのに、わざと少ない在庫にされながら、高いコストを払わされるという・・弱者が搾取されるという構図となってしまっているというのを知ってしまうと損している気分になってしまいます。



2021年07月07日 ネズミ1号:略称「T」
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