東洋経済:人類史上稀にみる平和で恵まれた20世紀を通じてバブルを演出し、インフレ拡大を続けてきた欧米の中枢はある時をさかえにデフレ縮小化することに今から10年前の2003年に気づいていたそうです。既に2003年当事に10年後このまま行くとそろそろピークが訪れ世界は「デフレ縮小化」して行くことを金融を支配するスペイン系ユダヤ人(セファラディといっていますが)は理解し、その後のシナリオを描いているというお話です。その中で、金融支配者が目をつけたのが、日本で、これから日本のバブルが演出されて行くのだそうです。
どこまでが信憑性がある話なのかは不明ですが、欧米列強が金融政策の出口へのシナリオを模索している中、唯一日本だけがアベノミクスと呼ばれる金融緩和と バブルの演出とも取れる政策を行っている事を考えると、お話的には、現状の状況を上手に説明しているようにも思えますね。
世界がデフレ縮小して行く中で、バブルが演出される日本が次なるマネーゲームのターゲットとして金融の中枢ロンドンシティーの投資家が殺到するというのもなるほどと思えるところもあります。
彼らは、プランA、B2つのシナリオを描いているとのことですが、プランAなら日本をバブルにしてポー津ポジションにつけながら設ける、プランBはやはりそれはリスクがあるので、そのうした種を摘み取るというものだそうです。今年の夏あたりから、こうした投資家が日本に来る機会が多くなっているとの事ですが、プランAの方向でシナリオが練られているらしいとの事です。
冷静に考えると、リーマンショック以前の日経平均7000円代から比べると約2倍になっているわけですし、当ブログでもいくつか紹介しましたが、これから成熟国が構造的にデフレ縮小へ向かうということになると、金融資本者が困るのは理にかなったお話です。
一説には、21世紀の火薬庫の様相を呈していた中東で戦争などが起こることで金融が復活するような際どい話も語られていたようですが、こちらはそうならない方向でまとまりそうですし、そうなると、またサブプライムとは違った架空の信用創造によるバブルが起きないと金融資本家は儲からないわけです。
現在、世界の経済情勢とは逆行する形の演出が繰り広げられるアベノミクスの行方に今後注目ですね。ふと気づいたのですが、来年消費税増税に向け「フラット35の融資率が90%から100%に時限措置もどされる」というニュースも目にしましたがこれは頭金なしでも条件を見たせれば住宅が購入できるということも可能となりそうですが、こうした制度なども不動産市況などの一つの演出施策としてシナリオが走り出しているということなのでしょうか?
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