2015年08月06日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
時事・経済要点
現代ビジネス:破綻しそうなギリシャのことを見て日本はこんな風にはならない多くの人が思っているかもしれませんが、実は日本も同じ道を歩いていると語るジムロジャース氏。ギリシャは持つカネ以上にカネを使ってきた国家。アベノミクスはカネを刷りまくって財政出動でさらにカネを使うまったくギリシャと同じことをやっている。そして、その刷りまくられ、ばら撒かれた金を手にすることができる人たちだけがハッピーになれる。それはだれか?というとストックブローカー(株式仲介人)なのだそうです。
この記事の冒頭タイトルは投資の神様ジム・ロジャーズ「日経平均は3万円まで上がる、私も日本株を買いましたばかりだ」というタイトルになっています。このタイトルだけがRSSやTOPIC記事で流れると一般人は株価が上がると思い込み、噂が噂としてながれて、投資信託とかに余剰資金でもないお金をつぎ込んでしまうなんて人が出てくるのかもしれません。
彼の言っていることは、歴史の経緯や、現在の金融政策をマクロ的な側面で、非常に簡潔に、分かり易く、端的に語っていますが、彼自身この記事の中で語っている通り、
「金融緩和では、お金の価値が下がり生活が苦しくなる一方で、普通ならできないような多額の借金ができたり、変えないものが変えたりできる」
「リーマンショックがまさにそれだった(家が変えない人いも買わせた)。そんなことを続けるアメリカにはここ数年のうちに深刻な事態が起こる」といっています。
アベノミクスについて、日本に住む一般庶民が、ガソリンが高い、税金があがった、日雑品、生鮮食料品の物価があがった!まさに言う通りだ!と共感を持たせつつ、そうその悪の権化たるアベノミクスでじゃぶじゃぶ刷られたお金を手にできる人だけがハッピーになれると、暗に株投資をしないとむさぼり取られて損をするゾ!将来に向けてため込んでも、低金利はその富をむさぼりつくすぞ!と一般庶民のマーケットへの参加をルアーする(ブラックバスを疑似餌で誘う)ような巧みな記事だなぁと読んでいてつくづく思ってしまったのですが、皆さんはどう感じだでしょうか?
愚民(ぐみん)政策というは、レバレッジ取引(信用取引)ことを指すのですが、まさにお金がありあまった金融機関から普通の庶民なら買うべきでない投資信託という商品を買って、マーケットに大量のカモを誘いこんで、ジム・ロジャーズのようなストックブローカーがその金を全部まきあげるという感じの構図が思い浮かんだりしたのですが、ライブドア事件に終焉する日本の第N次株バブルなんかもミセス渡辺さんとも言われた一般投資家が最後には泣きを見たわけです。
もう知っている人もほとんどだと思いますsgあ中国株について先日こんなニュースも出ていたので
「中国株暴落。この1か月2億人近くが1000万円近くの財産を失った。」
興味のあるかたは一読してみるといいかもしれません。
簡単に言うと、9割のカモれる素人がいないと、凄腕の相場氏のもうけは少なるなるということですえね。
そういう意味で、相場に素人が参加するというのは、ルールを知らないプロの試合に、トレーニングもぜずにガチンコで参加するようなバカな行為なのに、欲に目がくらみ、ちょっと小銭を持っている方らと、相場に手を出したり、収益不動産に手を出したりしてしまうのが一般庶民のしがないところなのかもしれません。
まぁ実態経済に即して汗水流して働いても、デフレで円の価値も下がっている訳ですから生活が踵くなるのももっともで、そういう心理状況のオーディエンスにこうした発言をなけかえるという手腕は、流石だと感心した次第です。
2015年08月06日 ネズミ1号:略称「T」
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