2014年07月26日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
スクラップ
mashable:昨年あたりからYoutubeなどを見ていると、動画の再生最中にその動画に関連する広告が表示されそのままリンクをクリックできるような広告を見かけるようになりました。Youtubeの場合は、まだCookieなどを活用した落胆のくるくるウィジェットのようなメカニズムだと想定されますが、Fuisz Mediaという企業は、動画の1フレーム、1フレームに描画されるオブジェクトを認識し、そこにクリッカブルポイントを作成できるような技術を開発しているそうです。
このような技術が実用化されると今までプロダクトプレイスメントと呼ばれていたような非常に手間のかかった手法から、映像の中の関連するオブジェクトに関する関連情報をそれもインタラクションを付加しながら配信できるようになるのです。下はデモビデオです。
同社210億ドル(約2.1兆円)おシードファンディングを獲得したとのことですが巨額な資金が動いているのですね。この資金は、Metamorphic Ventures と Lerer Hippeau Venturesによりリードされているそうですが、MetamorphicVenturesはかつて10年前AOLと共にGoolgleの広告ビジネスの立ち上げを支援したことでも有名なファンドなのだそうです。
今世界中でYoutubeやDailymotionその他動画プラットフォーム上で数千万もの動画が毎日アップされているそうです。GoogleもYoutubeのマネタイズについては、まずは投資というスタンス(シェア獲得)だったと思いますが、こうした動画がアルゴリズムにより解析され、1フレーム単位で映っているものを把握し、先てなクリックポイントを設けることで、広告を配信できるようになったら。それも、視聴する人の属性や行動ログなどによりそれなりのインサイトが分かった上で配信できるようになるようです。
2014年に入り米国では、ネット広告がTV広告に肩をならべつつあるとも報道されましたが、こうした動画は、放送と違い、オンデマンドで、時間だけでなく、地域や、視聴する人の行動ログなどになどによるRTB的な出稿が可能になるとしたら、これまで費用対が分かりにくかった動画広告に置いて画期的なソリューションとなることは間違いないかもしれません。映像(音声も含む)はテキストや写真の何百もの情報をその中に有しているといえますが、ネット広告はこれから5年スパンで新たな変革を遂げるようになるのかもしれませんね。最近ではGoogleのディスプレイ広告なども動画が流れるようになってきていますが、これからはインタラクション動画がキーワードになりそうな予感です。
以下Fusz(フューズ)社のホームページです。
動画のインタラクションイメージですが、メーカーやブランドなどはやりたがりそうですね。
2014年07月26日 ネズミ1号:略称「T」
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