mashable:ピンタレスト上でフォロワーを簡単に獲得したいと思っている方、今後お手軽なショートカットはなくなるようです。なぜならば、先週ピンタレストが通知した利用規約の変更の中で、アカウントをフォローしたり、Re-pinするだけで対価を払うような行為を禁止すると明示されたそうです。
ピンタレスト社のスポークマンがmashableに語ったところによると、ピンタレストがお金で買収されたような権威者がはびこったりして、純粋にみんながいいと思ったものがストリーム上に出現するような場にしたくないとい思いから今回の規約変更に踏みきったそうです。
Twitterでフォロワー数を増やすしたり、フェイスブックで「いいね」を沢山獲得したいと思ったとき、多くの企業からその手助けをしますよと提案をもらえる実態がありますが、ピンタレストの場合は、こうしたアプローチを一切否定する決断をしたという点で、他2社のメガソーシャルとは一線を課したと評価されているようです。
フェイスブックやnstagram、Twitter、Youtubeなどについては、ブーストプログラムといったさまざまな代理店サービスがあるそうですが、一部のサービスでは、たった$5ドルで600件ものTwitterフォロワーをそれもまたたった3日間で獲得するようなものもあるようです。
Pinterestの共同設立者で現在Ahalogy社のBobGilbreath氏によると、当面この規約の変更が、プラットフォームで大きなインパクトを及ぼすことは無いのではないかということです。
純粋に企業としてピンタレストの場に集まるユーザーを大切にしたいという観点での施策なのだそうです。Ahalogy社は、フェイスブックやTwitter上で行われているこうした不正な手法でのサービスは提供せず、ちがったソリューションを企業に提案する用意があるようです。
規約で敢えてブラックな手法を否定し、一方で元共同設立者が運営するホワイトな手法を提供する企業を全面に出すことで、健全なマーケティングの場としてのピンタレストを目指していると言えそうです。
という意味では、内部リーク等(買収されたユーザーに対する調査)による見せしめ的な取り締まりなども併用されることも想像できたりもします。
ちなみに、今回の規約変更は、、Pinterestユーザーがブランドに共感することで、ちょっとしたこずかい稼ぎをすること自体は否定していないとの事。企業やブランドは、ユーザーに対し、ボードを作ってもらう対価としてお金を支払ったり、Pinterestのアフィリエイトパートナープログラムに参加し、自分のpinから売りあげに繋がった対価を受け取ることは問題ないと言っています。
新しい規約では、ただ単にpinしただけだったり、フォロワーを集めただけで金銭を受け取る行為については禁止しているそうです。
そういう意味では、企業やブランドが共感してくれるインフルエンサーとの関係を気づく点や、ブランドなどの共感した(場合によってはこれは売れる!というスケベ根性かもしれないですが)人が代理でブランドのアピールをしたりする行為は、ピンタレストとしては、OKということなのですね。
ホテルやファッションやブランドから面白いガジェットが多く投稿されているピンタレスト無いでは、そもそもファッションやトレンドに敏感なユーザーが興味をひかないようなものは売れないし、指示されないので、こういうメカニズムを許しても大丈夫という算段なのかもしれません。この点はTumblrなど似ていて、女性(もちろん男性も)に指示されるメディアの強みと言えそうです。
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