2014年05月20日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
スクラップ
20daysstranger:MITメディアラボで実験的にリリースされている面白いサービスがあります。知人の知人ではなくまったくの赤の他人とつながる面白い体験を提供するサービスでその名前は「20DAYSTRANGER」。具体的には毎日の通勤、通学、どこのカフェに立ち寄って、塾にいって、週末はどのように過ごしていった他人の行動ログをビジュアル素材でスワイプして20日感お互いに閲覧することができるサービス。自分とは全く違うタイプの人、自分と近しい人、自分が通っている学校の全然知らない人について20日間どういう生活をしているのか毎日モニターできるようになります。
facebookやforsquareやGoogleMapなどアノニマスな画像を使うのだそうです。GPSや位置情報をベースにとある場所にこのアプリ 利用者が立ちよると、その場所の写真をGooglemap上に投稿された写真とか、Forsquareに掲載されている写真、投稿文章などUGC素材を綺 麗にカードとして配置しそれをスワイプすることで、20日間の生活を垣間見る対象が時間軸でどういう生活を送っているのか追体験できる仕組みを採用していています。
20日間の生活シーンを共有することで、親近感が生まれそのうち好意を抱いたり親密感の成就へ発展する可能性大
精神医学用語で「ストックホルム症候群」というのがありますが、これは犯罪者とであっても維持的に時間や場所を共有することで過度の同情さらにや好意などの特別な依存感情をいだくようになる現象を言います。下のビデオを見てもらうと想像がつくかもしれませんが、赤の他人のAさんの20daysをこのサービスでフォローして毎日おうことで、親しみがわいてくる可能性は大きいと言えそうです。
20 Day Stranger from Playful Systems on Vimeo.
「たださようなら!」でもいいいし「コンタクト情報を交換する人」もいるでしょうし、その後、まだ知らない人と20日間の日常生活共有体験を続行するオプションもあるそうです。
開発者のGalyeanさんによると、これまでのソーシャルプラットフォームはすでに知っている人や知っていいる可能性のある人をつなげることに特化しいたものであったが、全く知らない人、関係ない人とつながる仕組みは存在しなかったと言っています。
既存ソーシャルプラットフォームが定着するにつれ、ソーシャル疲れなどが若年層を中心に叫ばれるようになり、匿名性ソーシャルなどが注目され、スタートアップ企業がぞくぞくと資金調達に成功しています。しかも、匿名性といいつつ、実際は知人であるにも関わらず、フェイズブックやTwitterアカウントで認証して、既存のソーシャルのフレンドリスト上でSecretやWhisperなどでアプリで「うっぷんばらしからぬ独り言」を言うようなまでになった利用者の精神状態を考えると、「20DAYS STRANGER」は、SNSが普及する前からあった人間的な自然なつながるきっかけを作ることができるわけですし、リアルな関係から作られた友達や仲間とはまた違った知らない人と繋がるソーシャル空間が誕生するかもしれません。
毎日の生活で関係ができる交友関係は学校、職場、地域と実は以外と少ないものです。こうしたサービスで、新たな関係グラフが形作られ、今までなかったアクティビティが誕生し、新しいビジネスチャンスなどの可能性が広まるのか、今後注目ですね。
2014年05月20日 ネズミ1号:略称「T」
かわら版,
スクラップ
過去の記事